巡査とは警察官の階級の一つ。階級の序列では最下位。
一般的な都道府県警察官採用試験に合格した者の場合、警察学校へ正式に入学した時点で拝命する階級。この試験で採用された者は、学歴とは関係なく巡査になる。だが卒業するまでは訓練を受ける身なので、いきなり現場での活動を行うことはない。巡査が現場に立つのは警察学校を卒業してからである。
日本の警察法で定められた階級では巡査のすぐ上は巡査部長となるが、巡査の名誉的地位として巡査長というのもある。飽くまで名誉的なものであり、権限が強くなるわけではない。
最も基礎的な階級であるだけに、巡査級の警察官は世界で最も多いと思われる。
フィクション作品では警察の最低階級ということもあってか、「血気盛んな新米警官」や「出世と無縁なベテラン」いったキャラが多い。
刑事訴訟法に定められている司法警察職員の地位の一つ。同法で捜査や逮捕についての権限を定められている司法警察職員は司法警察員と司法巡査に分けられており、後者は前者よりも権限が制限されている。
どういった身分の者が司法警察員、或いは司法巡査となるかは各法令の定めによる。警察においては国家及び都道府県公安委員会規則が個別に定めている。といっても独自性を発揮する都道府県があるわけではなく、どこでも巡査部長以上のものを司法警察員、巡査を司法巡査と定めている。但し巡査は絶対に司法警察員になれないわけではなく、都道府県本部長の判断をもって巡査を司法警察員に任命することもある(群馬県の例)。
他の組織の例を述べると。自衛隊の警務隊においては、自衛隊法第九十六条第2項で警務官(3曹以上)は司法警察員、警務官補(その他)は司法巡査と定められている。
軍隊の階級もそうであるが、諸外国の警察官の階級もまた日本のそれに倣って邦訳されている。国によって階級の数や役職に違いがあるので厳密な比較は難しいものの、巡査に関しては一番下の階級を当てはめれば良いので悩まないで済む。
但し北米の組織の階級序列で「Cadet」があった場合、それは巡査と訳してはいけない。Cadetは警察学校の訓練生に与えられる階級であり、いわば巡査の卵である。Cadetを見つけたら、その上にある階級を巡査と約するのが適当といえるだろう。
以下に具体例
イギリス、オーストラリア、カナダなどイギリス圏ではCostableが使われている。
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最終更新:2025/02/08(土) 16:00
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