夜々とは
本稿では1について記述する。
主人公・赤羽雷真のパートナーの少女型人形。
花柳斎ブランドの最高級人形“雪月花”シリーズの三部作“月”。その価値は、軍艦一隻分にも相当する。
関節などは比較的自然な形で再現されていて、自動人形としては珍しい完全な少女の形を取っている。黒髪に和風ゴスロリのような衣装を纏い、常に雷真に付き従う姿は日の本の古き良き大和撫子のようである。
雷真に対して好意を抱いているが、その好意の程はかなり重い。
ことあるごとに雷真にパンツを脱ぐように要求する。ベッドの(中の)世話をしようとする。他の女性と一緒に居るところを見て怒り狂う。少しでも雷真と離れると彼が気になって平静を保てない。
極めつけに雷真がつれない態度を取ると瞳から光が消えたり、空鍋ならぬ空皿を披露したり、理想の雷真(妄想)に語りかけるなど、色々と面倒臭い状態に陥る。
そう、有体に言うと夜々は重度の「ヤンデレ」に分類される。
しかしそれも雷真への絶対的な服従心に依る所が大きいのも事実。数えきれない程の誘惑と嫉妬深い性格、また疑い深さと妄想癖が玉に瑕だが、ひたむきに雷真を想っており、何処であろうとも彼に付いていく事を決意している。
シリアスシーンでは雷真への信頼の深さ、実直さが見られるぞ!
とはいえ行き過ぎた行為、重過ぎる愛も考え物である。
常に何らかの逆セクハラ的行動を仕掛けている。その都度、雷真の貞操は危機にあると言っていいだろう。けしからん。
人間との壁を痛感する一方で、人間になりたいとも思っている。それを餌に敵の口車に乗せられた事もあった。
同時に実力不足(と思いこんでいる)で雷真を必要以上に傷つけている事に苦悩する。
・・・と、現在ではべた惚れ状態だが、以前の夜々は自分の価値に驕っていた。
「たとえ硝子の命令でも、夜々は嫌です。夜々は至高のお人形──その価値を理解もできない、こんな子供に使われるのでは、雪月花の名が泣きます」
後に雷真の命懸けの行動が結実して彼を主と認め、自身の価値に悩む程になった。もはや別人である。
他の自動人形達と比較しても、主に対し自由に振舞っている節がある。
単に雷真が制御出来ていないと捉える者もいたが、彼は自動人形の人格を尊重した上で無理に抑えつけていない。
口癖は「夜々は雷真のお人形ですから」。しかし多くの場合この後に不要な一言が付く。
雷真からは「俺の相棒は世界一の自動人形だ」が口癖と化しており、普段がアレでも信頼はお互いに深い。
雪月花三姉妹の中では次女にあたり、姉に“雪”のいろり、妹に“花”の小紫がいる。三人とも姉妹仲は良好だが、三人ともそれなりかそれ以上に雷真を慕っているため、夜々としては近頃落ち着けない。
イメージソング「MACHINE DOLL」は、夜々が秘める、雷真に対する深くて一途な恋心を象徴したような楽曲となっている。歌うのは夜々の声優である原田ひとみ。あまり有名では無い曲だが、原田の本気を垣間見れる隠れた名曲である。この記事を見て夜々に興味を持った、元々の原田ひとみ・夜々好きという人にはオススメである。
魔術回路「金剛力」により、自己領域内の単子を超高度物質化する。
夜々は実質的に鋼鉄に勝る硬度を得る。更に筋力・脚力も約千倍近くにまで高める事が可能。
火力不足の為、空間制圧力や一撃必殺を要とする戦闘には向かないだろう。
しかし単純な殴り合い、持久戦において無類の強さを誇る。要は非常に泥臭い魔術である。
6巻にて「金剛力」の効果を術者にも付与できるようになった。
術者の雷真は武術の心得があり、接近戦を主とするスタイルのこのコンビとは非常に相性が良い。
また、時折詳細不明の不可解な力を見せる。発動の際には髪が金色に輝き、額に一本の角が生える。
この状態では魔術を封じられようが干渉を無視し、莫大な力と共に魔術を起動する事が出来た。
どうやら夜々は術者の命を吸っているらしい。
だが雷真の命を吸うと同時に、彼女自身も雷真に命を分与していた。これは夜々も秘密にしている。
あるいは肩代わりと言うべきか。雷真が怪我を負っても次の日には案外平気そうにしていたのはその為である。
これに関するかは不明だが、彼女の寿命の限界もそう遠くはない事が示唆されている。
雷真の魔力供給により、魔術回路「金剛力」は魔術的効果を発揮するが、上記特性によりどうしても力のごり押しになってしまい特定の敵に対して弱点を持ってしまう。そのため雷真の指示によって戦術パターンを与えられた、「金剛力」が多様な魔力の質をもつことでその弱点のカヴァーとしている。
戦術パターンは「吹鳴(すいめい)」「森閑(しんかん)」「光焔(こうえん)」「天嶮(てんけん)」の4パターンがあり、さらにそれにどの程度魔力を供給するか、そして陣形の順番で夜々へ魔力供給、指示をする。各パターンは「風林火山」と対比しており、その効果も魔力の質に現れている。
(例:光焔三十六衝、森閑十二結、天嶮九十六衝、吹鳴二十四衝)
戦術パターンである4つは魔力の質であり、どれを供給するかによって夜々の魔術回路「金剛力」 の魔力供給後の活性が違ってくる。だが原作にも明確な説明がなく、戦闘描写のみである為、どのようなものかは読者によって委ねられているのが現状である。
概ねの魔力の質を簡単に記述する。
(ただし、月刊コミックアライブ2012年9月号に掲載されている「夜々が原作者海冬レイジ氏へインタヴューする」という趣旨の「機巧少女教室」の企画内で、吹鳴は速さ。森閑はカウンターを狙う物で魔力を温存する。光焔は速さと攻撃の両方。天嶮は防御に当たり力強さを意味している旨を述べている[要出典])
数字は魔力の出力であるが、下限上限など詳細に関しては同じく不明である。
陣形に関しては概ね、「衝」が人形単独、「結」が人形を先行させ、人形使いと二人で共闘するものである。
*以上の記述は大まかなものであり、上記の限りではない。
上記はあくまで戦術であり、「技」ではない。
「絶衝」という固有の名称をもった技がある。「魔力の質+絶衝+固有名詞」と続く。
(例:、「天嶮絶衝〈破却水月〉」)
種類としては数種あり、場合に応じて、また止めを刺す場面で使われている。
但しこの技もどのくらいのパターンがあるのか原作では語られていないため、作用等も含めて不明である。
原作者・海冬レイジ自らによる夜々のMMDユーザーモデルの制作・公開がされている。
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最終更新:2024/12/27(金) 08:00
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