国道402号とは (コクドウヨンヒャクニゴウとは) [単語記事]

国道402号（こくどう402ごう、国道402号線）は、新潟県柏崎市から新潟市中央区へ至る一般国道である。全長111.7キロメートル。

概要

日本海を望む風光明媚な観光路線。天然記念物である「弁天岩」や「立岩」も車窓から眺めることが出来る。しかし、脇見運転による交通事故が多い路線でもある。

柏崎市と新潟市を結ぶ国道は、ほかに国道8号・国道116号があるが、国道402号は日本海の海岸線を通る観光路線であり、一部急カーブや急勾配、狭隘な区間がある。そのため、柏崎市と新潟市の連絡には、北陸自動車道を除けば国道116号を利用するのが最短であり、一番速い。

他の新潟県内の日本海沿岸を通る国道などとともに「日本海夕日ライン」の愛称が付けられている。また、これとは別に長岡市寺泊野積から新潟市西蒲区角田浜までの13.9kmの区間は「越後七浦シーサイドライン」という愛称もつけられている。越後七浦シーサイドラインの区間はかつて、新潟県企業局が運営する一般有料道路であった（1975年開通、1990年無料開放）。

一部区間で海岸の砂が飛んできて道路上に積もることが頻繁にある（特に冬季の新潟海岸バイパスの区間）。

新潟県中越沖地震により、国道352号との重複区間内の柏崎市観音岬付近で崩落が生じ、一部区間で通行止めとなっていた。崩落した箇所は復旧せず新たに「椎谷岬トンネル」を掘削、2010年 1月7日に開通した。

柏崎刈羽原子力発電所のすぐ脇を通る。そのため、原発を避けるように道が不自然に曲がっている部分がある。また、新潟市西蒲区間瀬から五ケ浜にかけて、それまで海沿いを通っていた道が不自然に内陸を通っているが、これは巻原子力発電所の建設予定地を避けるためである（現在では巻原発の建設は中止となっている）。

起点：新潟県柏崎市柳橋町（柳橋町交差点 = 国道8号交点、国道352号起点、国道460号終点）
終点：新潟県新潟市中央区本町通七番町1054番2（本町交差点 = 国道7号・国道8号・国道113号・国道289号・国道 350号起点、国道17号・国道116号終点）
指定区間：新潟県新潟市中央区関屋昭和町三丁目 - 新潟県新潟市中央区本町通七番町1054番2
総距離：111.7km（実延長：56.8km）
※総距離は道路統計年報では111.7kmとされているが、道路時刻表など資料によっては86.5kmとされているものがある（柏崎市から新潟市まで普通に走行した場合は後者の数値となる）。このため、一部ルートが不明瞭な区間が存在している。