井上善夫 単語

井上善夫（いのうえ よしお）とは、元プロ野球選手である。故人。

概要

OB
井上善夫
基本情報
国籍	日本
出身地	広島県広島市
生年月日	1952年6月5日
没年月日	2019年12月31日
身長 体重	180cm 82kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	投手
プロ入り	1960年
引退	1971年
経歴
選手歴 日本大学第二高等学校 西鉄ライオンズ(1960年-1967年) 読売ジャイアンツ(1968年) 広島東洋カープ(1969年-1971年)
プロ野球選手テンプレート

1941年9月27日生まれ。山梨県上野原市出身。

日本大学第二高等学校に進学。2年時からエースとして活躍。3年時には春の甲子園大会に出場したが、高木守道擁する県立岐阜商業相手に大敗。その後、全日本高校選抜のメンバーに選ばれ、ハワイ遠征も経験している。

1960年西鉄ライオンズに入団。

入団初年度の1960年、リリーフ登板を中心に22試合に登板して、防御率3.16という成績を残した。

1961年、先発投手陣の一角として起用されたが、1勝7敗と大きく負け越し。

1962年、先発・リリーフ双方で起用され、8勝7敗、防御率3.78を記録。

1964年、60試合に登板（うち28試合に先発登板）し、5月の阪急ブレーブス戦ではノーヒットノーランを達成するなど絶好調なシーズンを送り、夏場にはオールスターゲームにも初出場。17勝11敗、防御率3.23と好成績を残した。

1965年、11勝を挙げたが、15敗を喫して負け越し。

1966年以降は登板機会が減少。

1968年、吉田勝豊らとのトレードで読売ジャイアンツへ移籍したが、ほとんど登板機会を得られず、シーズンオフに自由契約となる。

1969年、広島東洋カープに入団。広島では主に中継ぎ投手として渋く活躍。

1971年、現役引退。

引退後は飲食店を経営していた。

2019年12月31日、敗血症により死去。享年78歳。

人物・エピソード

力のある速球とスライダー、カーブ、シュートを武器として先発・リリーフ双方で活躍した左腕。

晩年は投球スタイルを変え、コントロール重視の投球で、広島投手陣を影から支えていた。

通算成績

投手成績

獲得タイトル・表彰・記録

• ノーヒットノーラン：1回（1964年5月16日、対阪急ブレーブス戦）　※史上30人目

関連項目

• プロ野球
• 西鉄ライオンズ
• 読売ジャイアンツ
• 広島東洋カープ
• ノーヒットノーラン
• プロ野球選手一覧