キサマにはランチャーなしで勝つ!!とは、漫画『メタルファイトベイブレード』の台詞である。
※実際の対戦・大会では禁止です。
ベイブレードの世界大会に出場した主人公:鋼銀河と角屋正宗の日本代表は激しいバトルを勝ち抜き準決勝に進出していた。
しかし、前回の戦いで正宗が負傷して欠場、更に銀河も相手の罠で爆弾を受け負傷しまともなバトルも出来ずに敗北。絶体絶命の危機に現れたのは日本大会のラスボスにして銀河の最大のライバル:竜牙と彼の操る新ベイ:メテオエルドラゴが日本代表の助っ人として乱入参加して来る。
卑怯な手で勝った癖に調子に乗っている対戦相手のブラジル代表:アルゴは自身のベイ:竜骨座のレイギルを見せながら、所詮お前は「おれがたおした銀河に負けた」奴だと挑発し「日本のチンケな竜」は「レイギルの足元にも及ばない」と勝ち誇ってみせる。
その舐めた態度に竜牙は「格の違い」を教えてやる為にランチャーを手放し言い放つのだった
「キサマにはランチャーなしで勝つ!!」
殆どの人はご存知だろうが、ベイブレードはランチャーという道具を使ってベイを打ち出しバトルするもので、使わなければベイの回転が足りず当然まともなバトルも出来ない。余りにも有利なハンデを押し付けられたアルゴはざけんじゃねぇとブチギレてベイバトルが始まる。
アルゴは当然ランチャーでそして竜牙はメテオエルドラゴを「手」で投げ回すのだった。かなりの強さではあったが、所詮は手。回転力が足りずエルドラゴのパワーもスピードもランチャーで打ち出したレイギルに遠く及ばないのは一目瞭然。これにはさっきまでの怒り狂っていたアルゴも大爆笑しながら猛攻撃にでる。エルドラゴはレイギルの連続攻撃で追い詰められ、必殺転技“竜骨巻絞殺”でトドメを食らいあっけなくスリープアウト…
と、思いきや砂ぼこりを切り裂いて現れたエルドラゴはまだ回り続けており、そしてあろうことかバトル開始時より回転力が上がっていた。進化したエルドラゴは相手のパワーを吸収する能力をそのまま“ベイの回転力を奪い取る能力”に昇華させており、レイギルの攻撃がヒットする度に回転力を上げていたのだった。
ありえない出来事にうろたえるアルゴは破れかぶれでレイギルを突進させるが、エルドラゴの暗黒転技“竜皇剛覇翔”でスリープアウト。
竜牙は宣言通りランチャーなしでベイを手で回して勝利し、格の違いを見せつけたのだった。2人目のアイアンはエルドラゴにビビッて棄権したので日本代表は決勝に進出できた。
漫画とこの辺りの展開は大幅に違うので上記の台詞は無い。手回しバトルは86話などででハデスインクの戦闘員に対して舐めプで行っており「何っ⁉手で」「こいつ舐めやがって!」とリアクションを貰っている。
しかし87話では対戦相手が230ボトムの超高度ベイ:フレイムビクシスだった為回転吸収能力は発揮出来なかった。
回転吸収能力自体はエルドラゴ時代は暗黒の力で行っていた物を暗黒の力に頼らず自身の力で行える様に進化したと説明されている。
メテオエルドラゴはライバルキャラのベイなので当然玩具でも発売している。
そして手回しで勝利する事も実際に可能。エルドラゴの相手のベイとぶつかる層:メタルウィールには竜の髭を模したラバーパーツがあり、左回転のエルドラゴが右回転のベイとぶつかるとラバーが相手ベイのメタルウィールを掴んで歯車の様にエルドラゴの回転を加速させる!…という仕組み。流石ライバル販促の上手さも格が違った。
当然相手も左回転のベイを使うと成功しないが、そもそもメテオエルドラゴはアタックタイプなのでこの能力自体は補助的な物でLF(レフトフラット)ボトムで高速移動して相手をスタジアムアウトさせるのが基本。
手回し勝利をしたいならボトムをSなど持久タイプにして相手ベイと高さを揃えると成功しやすいらしい。
コロコロコミックのの記事でもメテオエルドラゴの手回し勝利がフィーチャーされ、編集部としてもお気に入りなのか「【コロコロ独断ランキング】爆転超絶ファイト、加速するカッコよさベイブレード記事部門ランキング ベスト5!!」では2位にランクインしている。
漫画の作者である足立たかふみも描く前に実機でこの機能があると聞かされた時は驚いたようだ。
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https://twitter.com/rex96takeshi/status/838648704793903104
上記のコロコロの記事でも書かれているが、対戦では禁止。
メタルファイトベイブレードレギュレーションの「ランチャーチェックに関して❶本来使用すべきパーツをを省くことは禁止です。」などの複数のレギュレーション違反に該当していると思われる。これはバースト以降も同様である。
メテオエルドラゴの更なる進化形態:エルドラゴデストロイにも吸収モードとして回転吸収ギミックは続投している。
ゴッドレイヤーシステムから登場したベイ:ドレインファブニルとその派生ベイが同じくラバーによる回転吸収ギミックを引っさげて登場している。当然手回し勝利も可能。
中でもウィザードファブニルは完全に止まった状態からでも攻撃を受ければ回り出して勝利できる「ウィザード・ゼロ」の能力を持っている。ただし性能が回転吸収に特化しすぎていて他の左回転ベイにはほぼ無力。
メディアミックスではファブニル系の主な使い手であるブレーダーランキング1位のフリー・デラホーヤが漫画32話で「オレはランチャーを使わない。手でベイを回す。」と言い33話で手回しを披露している。
また、バースト仕様でリメイクされたメテオエルドラゴも出ており回転吸収ギミックも実装されている。
掲示板
1 ななしのよっしん
2023/03/30(木) 06:12:37 ID: h14BjBfFO2
そしたら沢田のアニキが1人でその場所に行ってなァ ロケットランチャーをぶっ放してその建物を木端みじんにしてもうたんじゃ
2 削除しました
削除しました ID: r7SziQtFte
削除しました
3 ななしのよっしん
2023/12/17(日) 03:11:14 ID: 8krvPrbbT2
正味ベイの性能以前に竜牙相手にした時点でどんだけピンチ演出しても相手に死亡フラグしか感じなかった
アニメの雑魚戦の何回か当たって回転が安定してきたら一気に吸収効率上がるのがリアルですき
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最終更新:2024/12/28(土) 10:00
最終更新:2024/12/28(土) 09:00
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