死亡とは、絶命すること。生物の生命活動が不可逆的に途絶えた状態のことを指す。
概要
死亡とは、生命を失ったことを指す汎用語であるが、同様の意味を持つ「死去」「逝去」などと比べ、比較的「天寿を全うせず、不慮の事故や病気によって死に至った」というニュアンスを含めて使われることが多い。
また、生命を失うことになぞらえて、物事が修繕不可能なまでに破壊されること、活動不可能な状態に陥ることを差して「死亡する」「死ぬ」と呼ぶことも多い。
転じて、ニコニコ動画では「動画が削除されること」も「死亡」と表現されることが多い。特に権利者削除やアカウント削除による動画削除は、上記のような「不慮の事故や病気によって」というニュアンスから「死亡」と表現されることが多い。
ビデオゲームでは、キャラクターのHPやライフが0になったり、ミスをした場合、対戦格闘ゲームでKOされた場合にも「死亡した」「死んだ」と表現する。特にRPGでは、キャラクターに明確にHPが設定されており、敵の攻撃などでこれをすべて失った場合のバッドステータスとして「死亡」とされているケースが多い。「死亡」に至る条件は基本的に敵の攻撃でHPをすべて失った場合であるが、強い呪いの力を持った存在や、物理的に非常に危険な特性を持った存在などは、HP残量に関わらず一撃でキャラクターを「死亡」させてしまう特殊能力を持っていることがあり、「一撃死」としてプレイヤーに恐れられる。
「死亡」してしまった場合は原則として通常のダメージ回復手段(傷薬や治癒の魔法)では回復出来なくなり、専用の設備や蘇生の魔法、蘇生効果のある霊薬などを使用しなければ救助することは出来ない。
ただし、主人公達が発言する可能性のあるゲームでは「死んでいるのに発言する」という異常な事態が発生してしまったり、物語上の展開として死亡したキャラクターは何故霊薬で救助できないのか、という点が設定上の矛盾として扱われるケースが増えたこともあり、これを嫌って「死亡」ではなく「失神」(この場合は戦闘が終わると意識を取り戻す場合も多い)としたり、「戦闘不能」「瀕死状態」という「生命活動は途絶えていないが、戦闘には参加出来ない」状態である、と定義する作品も存在する(例えば、「ファイナルファンタジー」シリーズは、3までは「死亡」であったが、キャラクターの発言機会が増えた4からは「戦闘不能」となっている)。
なお、「ウィザードリィ」では、「死亡」よりもさらに悪化した状態として「灰化」(Ash)があり(「死亡」よりもさらに蘇生確率が落ち、寺院等による蘇生にも費用がかかるようになる)、「灰化」よりもさらに悪化した最悪の状態として「ロスト」(Lost)がある(キャラクターデータそのものが削除されてしまい、二度と戻らない)。基本的には死亡状態の治療に失敗して灰になり、灰化状態の治療に失敗してロストする、という段階を踏むが、敵によっては状態異常攻撃としていきなり灰化させて来たり、転移魔法の失敗や転移の罠(テレポーター)の発動で通常進入不可能な領域に飛び込んでしまうことでいきなりロストしたり(いわゆる「いしのなかにいる」)することもあるので注意が必要。
その他、ニコニコ動画では、動画を見て『笑ったら死亡』『ムラムラしたら死亡』などとバツゲーム風冗談に使われることも多い。これは「笑ったら負け」などの「~したら負け」系の上位に相当する。