VoiceCaptureとは、日本語ボーカル音声のWAVファイルからVSQファイルを作成する、VSQ作成補助アプリケーションである。
概要
機能は『ぼかりす』や『MikuMikuVoice』に似ている。ただそのままではさすがに粗もあるので、人手による修正が入ることを前提に作成されているとのこと。しゃべらせる場合(トークロイド)にも使用可能。
個人的にはしゃべりより歌に使っていただきたいと思っています。自身が歌うことにより調声するというスタイルがある程度一般化することを期待します。
ボーカロイドに歌わせるために人が歌ったものを用意しなければならないのは本末転倒ではないかと考える人もいるようですが、入出力を正確に対応付けするというのはデジタル処理の基本であり、全てはここから始まると考えていいでしょう。
音をDYN、PITとして数値化した場合、音符毎に区切れば音程に依存しない再利用可能な素材となります。これらを繋ぎ合わせれば人間らしく歌わせることができそうです。
(配布サイトより)
また、配布サイトでは『AquesSpeak』という、AquesTalkを用いてText To Speech (Text To VSQ)を行うアプリケーションも公開されている。
関連動画
作者による、初音ミク・鏡音リン・巡音ルカ・MEIKOを用いた短いサンプルも配布サイトにある。下は長いサンプルとして動画の形で公開されたもの(Ver 0.16使用、VOCALOIDライブラリは鏡音リン Act.1)。
サンプルではない、VoiceCaptureでできたVSQを元に作者が調声したものも複数投稿されている。
なお、各動画での発声の自然さなどは、必ずしもそのまま各VOCALOIDライブラリとの相性を示すものではない。対象ボカロに対する調声の熟練度や、ミックス技術も影響するからである。
外部リンク
関連項目
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