闘魂こめてとは、読売巨人軍こと読売ジャイアンツの球団歌である。正式には巨人軍の歌(闘魂こめて)。
概要
読売ジャイアンツはその前身となる大日本東京野球倶楽部の設立(1935年)の設立後、1939年から球団歌が制定されている。現在の「闘魂こめて」は3代目のものであり、1962年に制定された。
なお3代の曲は全て、正式名称には「巨人軍の歌」の文字が入っている。また3代全ての曲の作曲者は古関裕而である。彼は、巨人の「伝統の一戦」での相手球団、大阪タイガース→阪神タイガースの球団歌「阪神タイガースの歌」(六甲颪)や、全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)の大会歌、「栄冠は君に輝く」の作曲を担当したことでも知られている。
余談であるが、巨人の最初の球団歌「巨人軍の歌(野球の王者)」に至っては、作詞者も阪神の球団歌のそれと同じ佐藤惣之助であった。
この曲は巨人の応援団が他の応援歌と共に応援で用いている他、2006年7月から巨人の本拠地である東京ドームの最寄り駅、JR水道橋駅の発車メロディとして用いられるようになった。これは水道橋駅の開設100周年を記念してのものであり、当初の予定ではシーズン終了までの期間限定とされていたが、2012年現在に至るまで継続的に利用されている。
プロ野球関係の曲を発車メロディに用いるのは、2005年に海浜幕張駅が「We love Marines」(千葉ロッテマリーンズ)を採用したのに続き、2例目である。現在ではそれに加え、西武球場前駅・西所沢駅(吠えろライオンズ)、鎌ヶ谷駅(ファイターズ讃歌)、宮城野原駅(羽ばたけ楽天イーグルス)、関内駅(熱き星たちよ)がプロ野球の曲を発車メロディに用いている。
なお水道橋駅発車メロディへの採用に関しては、在京の阪神ファンが朝日新聞に「不快だからやめて欲しい」という投書を寄せたという逸話も残っている。
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関連項目
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