LIVEツアーカーニバル 第2次スーパーロボット大戦CG チューン・デュエラーズ(THE TUNE DUELLERS)とは、ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」(モバマス)のゲーム内イベントである。
概要
2017年12月に開催された「LIVEツアーカーニバル スーパーロボット大戦CG 奏鳴の銀河へ」以来およそ2年ぶりの開催となる、「スーパーロボット大戦OG」とのコラボイベント第2弾。
イベントタイトルは、スパロボOGシリーズの第6作「ムーン・デュエラーズ」になぞらえたものである。ただし、今回は本編のストーリーに「ムーン・デュエラーズ」の要素はない。
2019年11月に開催されたデレマス7thライブツアー「Special 3Chord♪」名古屋公演「Funky Dancing!」の中で、開催が発表された。
あらすじ
あのバルマー戦役から、しばしの時が流れ……。
英雄たちはいまだ還らず、地球は荒廃したまま。
その影で蠢く悪に立ち向かうため、
ステキな『アイドル』に憧れる少女が立ち上がる☆
彼女の相棒には、MAXシャウトのあのアイドル!
希望の艦を指揮するアイドルはちょっぴりグータラ?
そして数々のアイドルが、恐るべき闇に立ち向かう!翼よ! さだめを恐れず、強くはばたけ!
ゲームシステム
通常のLIVEツアーカーニバルにおける「アクセサリー」に代わる要素として、スパロボシリーズで活躍した「機体」にアイドルを搭乗させることで、アイドルの発揮値が上昇する。
機体(全10種類)はステージクリア報酬や「資金」(通常は「引換カード」)との交換で獲得でき、資金を消費して「改造」を行うことで、更に発揮値が上昇する。
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登場人物
- 城ヶ崎莉嘉 / ガンレオン(ガンレオン・マグナ)
- 対応するカードはイベントのメダルSR[絆のメモリー☆]城ヶ崎莉嘉。衣装はメール・ビーター。莉嘉はメタ的にも露出どんとこいなはずなのだが、胸の特徴的な露出がやや控えめになっている。
- 育ての親のような存在でもあるエマ(演:仙崎恵磨、下記参照)と共に修理屋「ホット・シャウツ(激しい絶叫)」……正しくは「ホット・ショッツ(腕利きたち)」を営む、まだ「アイドル」でない少女。姉は外銀河探査に向かって行方不明。
- デブデダビデと遭遇し、実戦未経験ながら戦いを挑み、撃退した際にフタバ隊に発見され、アイドルとして戦線に加わる。
- 物語開始当初からずっと「何か」を欠いたまま戦っていたアイドルたちは、ダークブレイン3幹部との激突で圧倒的な劣勢を強いられる。エマが姿を消し、修復中のガンレオンと共に格納庫でそれを見ていたリカは「傷だらけの獅子」のスフィアを覚醒させることに成功し、同時に、アイドルたちが失くしていたもの――「歌」を取り戻させた。そしてラスボスとの戦いでは、彼女の考え方がラスボスに決定的な影響を及ぼすことになる。
- ガンレオンとの組み合わせというキャスティングは、莉嘉の無印衣装がライオンモチーフなことに掛かっていると考えられる。
なお、ガンレオンはOGシリーズ未登場であり、にもかかわらず何故かOG風のグラフィックが用意されているが、これはモバマス側のスタッフによる描き下ろしである模様(後述のラジオ参照)。 - 仙崎恵磨 / ガンレオン→アストラナガン
- 対応するカードは同時開催のリミテッドガチャR[ラウダースペース]仙崎恵磨。衣装はランド……ではなくイングラム・プリスケン。へそ出しルックにミニスカートになっているため原型を留めているのは上の方だけ。
- 素性不明の機体であるガンレオンを駆って長年修理屋を営んでいる腕利き。見るからに豪快なように見えて意外と慎重でどこか陰がある。
- イングラムの衣装という時点でお察しの通り相当なワケありであり、実はダークブレインに滅ぼされた平行世界の地球人で、敗北の瞬間にアストラナガンによってただ一人ガンレオンと共にこの地球に飛ばされ(表現が曖昧だが、この時のガンレオンを「パートナー機」と称しており、「相棒」がいたという発言もあるため、ガンレオンは元々「相棒」の機体と考えるのが自然か)、新たな人生を送っていた。ダークブレインの絶望を誰よりも知るがゆえに、「戦って勝つことはできない、でもアストラナガンでなら因果地平の彼方に追いやることはできるかもしれない」と、リカに追われないようアストラナガンでガンレオンを損傷させ、単身ダークブレインの元に向かう。
- 単騎でも一度は決定打を与えるまでに至るが力及ばず、諦めようとしたところでリカとフタバ隊が合流し、「歌」の力を得ての総攻撃でダークブレインを打ち倒す。「歌」の影響で元の世界にいた頃の活力を取り戻した結果、元々声が大きかったのが通信のボリュームを最小に絞ってもうるさいほどの声量にパワーアップした。
- 「平行世界から漂流したガンレオンを長く保有している人物」という点も踏まえると、ランド・トラビスよりむしろその師匠であるシエロ・ビーターに近い役柄と言えるか。
- 双葉杏 / ヒリュウ改
- 対応するカードはイベントの上位報酬SR[やる時はやる]双葉杏。衣装はレフィーナ・エンフィールド。前作の艦長枠とは違って女性艦長服になっており、ぷち衣装として獲得可能。
- 連邦軍・フタバ隊の指揮官。性格はいつも通りだが、「歌」を欠いていたせいでいつもよりやる気が失われていたらしい。区別がつかない。
- 綾瀬穂乃香 / ヴァイサーガ
- 対応するカードは同時開催のリミテッドガチャSR[星降るエスパス]綾瀬穂乃香。衣装は機体からしてもラミア・ラヴレスかと思われるが、細部がかなり異なっていて同一の衣装とは言い難い。また、ストーリーに登場した当初はヴァイサーガに搭乗しておらず、ラミア特有の壊れた敬語口調も出てこなかったため、モデルとして別のキャラを想像していたPも少なくなかった。
- フタバ隊のパイロットであり、常識人ポジション。フタバ隊についてあまり描写されていないので、下手すると本編開始時点で無事なパイロットは彼女だけだった可能性もある。
- 松尾千鶴 / ゲシュペンスト・タイプRV
- 対応するカードはイベントのメダルR[銀河のハンター]松尾千鶴。衣装はギリアム・イェーガー。
- 第1話でダークブレイン3幹部と共に登場し、いきなりの闇落ちで千鶴Pを沸かせた。ボス尾千鶴。
- 実際のところはダークブレインに洗脳された連邦軍パイロット(ホノカと親しい様子なのでフタバ隊の一員か)であり、ダークブレインの力による異常な再生能力によって無力化がままならず手をこまねくが、ガンレオンの「再生する前に正しい形に直す」攻撃と共に洗脳を引き剥がされた。
- 横山千佳 / ヴァルシオーネR
- 対応するカードはイベントのステージクリア報酬R[マジカルパイロット]横山千佳。衣装はリューネ・ゾルダークと思われるが、タンクトップに柄が入ってたり下がスカート状だったりと格段にオシャレになっている。
- チヅル同様ダークブレインの洗脳を受けていたがストーリー上サクッと倒して仲間に加わる。公式による正義の女児ヒロイン闇落ちシチュに一部が沸く。ストーリー上の見せ場は乏しいが、第7話でMASTERボスとして先んじて現れるラスボスの対戦相手に選ばれており、千佳とラスボスの「共通点」を考慮すると味わい深い場面となる。
- 銀河反攻打撃艦隊・シロガネの面々
- つまり前作『奏鳴の銀河へ』の主要人物たち。未帰還だったのはダークブレインが障壁を築いて隔離していたためで、最終決戦の際に敵方の兵器である「終焉砲」のシステムを転用した「希望砲(仮称)」により障壁が破壊されたことで戦線に加わる、というちょい役としての登場となる。
サイドストーリーの登場人物
本作のサイドストーリー組は、偵察任務で地球を訪れているゲスト(ゾヴォーク※)最強の独立部隊・「LiPPS」の面々。
(※旧シリーズではゾヴォーク=ゲストの正式名称で、本作でもそう取れるような用法で使っているが、OGシリーズでは「ゲストとインスペクターの2勢力の大本の勢力名」に変更されている。ただし、そちらの意味で読んでもあまり問題はない)
- 速水奏 / ライグ=ゲイオス
- 上層部から不審な指令を受けており、疑念を抱く。本来の機体はビュードリファーである、という発言から、どうやらジュスティヌ・シャフラワース(セティ)に相当するポジションにいる模様。策士である点が共通するだろうか。
- 塩見周子 / ゼイドラム
- ダークブレインによって偽の命令が出されているのではないかと推測する。地球をわりと気に入っているらしい。しかし「隊長」はその命令に従い続けようとしている様子で……
ゼイドラムのパイロットであるグロフィス・ラクレイン(ロフ)との共通点は「実家を出て行った身」であること。ただし、ロフが名家のしがらみを嫌って自分から家を出たのに対し、周子は実家でヌクヌクしていたところを追い出されてしまった、という違いがある。 - 宮本フレデリカ / オーグバリュー
- 「歌」を聴いて、自分の鼻歌が宇宙フランス語の歌だったことに気がつく。「隊長」の覚醒を促している。
LiPPSがゲストの三将軍を演じるらしいと聞いて、フレデリカはゼブリーズ・フルシュワ(ゼブ)ポジションでは無いかと予想するスパロボユーザー兼任Pはかなり多く、ある意味予想通りの起用。 - 一ノ瀬志希 / ゲイオス=グルード
- 隊長と同じラウンドで登場したため、隊長の立ち位置がどちらなのか当該ラウンドまでわからないという立場だった。
LiPPSとゲスト三将軍+ゼゼーナンという組み合わせから唯一漏れてしまっており、相当するポジションは不明。機体が初期型の指揮官用量産機(それでも十分強いけど)であることと合わせ、割を食ってしまった面がある。 - 城ヶ崎美嘉 / バラン=シュナイル
- 彼女こそが洗脳されていたLiPPS隊長「ミカクェット・ジョガーニャン」、そしてその正体は「外銀河探査の最中に事故に遭い、記憶を失った状態でゾヴォークに拾われ、そこで隊長の位にまで上り詰めたリカの姉(本名はミカ・ジョウガサキ)」。
- 自分の目を覚まさせた「歌」が生き別れの妹のものであることも理解するも、あえて声をかけることはせず、再会は地球とゾヴォークの友好を築いた後とする。
- 「地球とゾヴォークの架け橋になる」というくだりがあり、その点はテイニクェット・ゼゼーナンよりむしろメキボスを思わせる。メンバーからの信望も篤く、ゼゼーナン要素は立場と名前以外ない。
ストーリー外の登場人物
- 島村卯月 / サイバスター
- 同時期のコラボとして『スーパーロボット大戦X-Ω』側にこのままの姿で参戦してしまった、もはや若干お馴染みになっちゃってきている組み合わせ。
- どうやらラ・ギアスにおける最終決戦を経て今回の戦いに参加したようで、精霊の加護を失った状態にある(このあたりはムーン・デュエラーズ準拠)。
- 大沼くるみ / 龍虎王
- 前作のサイドストーリー組である平行世界の住人。バルマーを倒したはずなのに荒廃している地球を憂い、帰らずに戦っている。りゅーこおー!
- 大槻唯 / 量産型ゲシュペンストMk-II改[ユイ機]
- ピンク+黄のカラーで肩には唯のサインエンブレムという、さりげなくも紛れもない本コラボオリジナルバリエーション機体。
- 水野翠 / ブランシュネージュ
- 前作に登場したスペースパラディン・チアキのお仲間。機体も同作品の主人公機から。
- 藤本里奈 / ソウルセイバーFF
- 「とりま壊れた街だけでも直してこーか」と言うドカタ要素の出た一面も。リカの名前も出しているのでもしかしたら面識があったりするのかもしれない。
- 太田優 / ガルムレイド・ブレイズ
- 洗脳されて「ダークブレインくんに尽くしちゃう系」になっている。アッキーも乗ってるらしい。
- 機体チョイスは、本機の名前が北欧神話の番犬ガルムにちなんでいることからだろう。
- クラリス / アシュセイヴァー
- こちらの実力を試しに来る。機体名について「私ごときが乗るには畏れ多い名」と評する。
- ケイト / ライン・ヴァイスリッター
- 前作のサイドストーリー組。先の戦いに比べて力を発揮できないことを訝しむ。
- 小松伊吹 / ランドグリーズ・レイブン
- 洗脳組。コードネームは「ディスコ」。
- グラッシーハルナ(上条春菜) / グラッシーロボ
- 前作のきらりんロボに続いてスパロボ面して参戦。ダークブレインの存在を知って共闘を持ちかけ、友好眼鏡を贈ってくる。
- 新田美波 / ベガリオン
- 前作のアーニャの相方が案の定というべきか判明。アーニャが帰ってこないことを悲しみ、洗脳もされてしまっている(と思われるが、悲嘆に暮れているだけにも見えなくはない)。
- 水木聖來 / サーベラス・イグナイト
- 優の相棒。やっぱりわんこも乗ってるらしい。
- こちらも機体名がサーベラス=ケルベロス=犬であるところからか。
- 矢口美羽 / 虎龍王
- 「ヤグチと言えばタイガーにしてドラゴン! ここ、テストに出ますからね!」
- 「義を見てせざるはヤグチにあらず! 一緒に悪をやっつけタイガー!」
- 「クルミちゃんと私の心を一つに…YO砲、ダーッ!」
- 胡乱さに磨きがかかった前作サイドストーリー組。
- 木村夏樹 / エクサランス・ガンストライカー
- 機体のカラーは緑(フィオナ機)。
- ロックなアイドルは一味違うのか、「何か」を欠いていることを自覚して探し求めている。
- キラリ博士(諸星きらり) / ぐれぇと☆きらりんロボ
- こっちも来た、と思ったら知らない名称で登場。外見はうさぎロボと合体した後の形態であり、その正式名称がぐれぇと☆ということなのか、あるいはさらなる強化形態なのかは不明。
- ヘレン / ソウルセイバーGG
- 「何か」を欠いたまま、それでも「ヘレン」はここに在る。
なお、乗機は里奈が搭乗する「ソウルセイバーFF」の武装を換装したもの。複座式であることと合わせるとおそらく里奈と2人で乗っていると考えられる。2019年11月に開催されたイベント『ミュージックJAM』で主演アイドルを務めた縁だろうか。 - 工藤忍 / ラーズアングリフ・レイブン
- 「歌」によって自分がアイドルであることを思い出す。互いに言及はないが機体からして伊吹とセットのような雰囲気があり、使われているイラストが共通する『蒸機公演 クロックワークメモリー』での2人の役柄を思い起こす者は少なくなかった。
- 兵藤レナ / アルトアイゼン・リーゼ
- 前作サイドストーリー組。ここからはすでに因果地平での戦いとなっており、その気になればクロスゲートを使って帰れることを理解しながらも「そんな安い女じゃない」と切って捨てる。
- 多田李衣菜 / エクサランス・ガンストライカー
- 機体のカラーは赤(ラウル機)。夏樹とはコンビな様子。
- 主席蒸機官ユカ(中野有香) / スチームユカ
- 『蒸機公演』からまさかの参戦――機体だけならともかく、最終決戦の後に流れ着いた『蒸機公演』世界のユカご本人の様子。
- そして当然スチームユカのスパロボ風グラフィックは新規登場。老朽化の目立つ原作に比べてだいぶ真新しくなっており、曰く「スチーム・ユカ・レコンキスタ」。
- アナスタシア / ハイペリオン
- しっかりベガリオンと合体済み。最高難度の操縦技術であるマニューバーGRaMXsも成功させており、空を飛ぶことへの恐れを振り払ったアーニャは、ミナミと共にミチオール(流星)になる。
- 財前時子 / ネオ・グランゾン
- 前話と同様に、最終第8話「因果地平・2」MASTERステージのボスとして登場。
- シロガネに同行していたためそのまま共闘していたのだが(なのでストーリー上でも顔を出している)、「因果律の番人」アストラナガンと接触を図った。原作で「全力で戦えば宇宙が崩壊しかねない」と評されたことで有名なマッチアップがこんなところで実現してしまったが(対峙したエマも「ぶつかったら宇宙がヤバいぞ」と言う)、勝利時には「せっかく守った宇宙ですもの」と戦いを中断するお優しい一面を見せる。
スパロボからの登場人物
- デブデダビデ
- ダークブレイン配下であり、本編における最初の敵。スパロボが来ると思ったらなんか明らかに違うジャンルのブサイクが来て困惑したユーザーも少なくないだろう。
(一応他の幹部ともどもムーン・デュエラーズに登場しているのだが) - 再戦でフタバ隊に撃破された後、ダークブレインも敗北しその真の姿?(後述)を露わにした後で、最期の力でそれまでに準備していた負の思念の集積「終焉砲」を不完全ながら照射し、そのエネルギーを主のもとへ送った。
- クリスタルドラグーン、スカルナイト
- デブデダビデと違ってストーリー上のみの登場となる。ストーリーでの役柄は概ね共通。
- ダークブレイン
- 本作における敵首魁。前述しているが、アイドルの「歌」を恐れた結果、事前に「歌」という概念を全人類の記憶から失わせるという豪快な対策をもって戦いを有利に進めた。追い詰められた際には、「何か」が現れることを恐れるような素振りを見せるが……
- ウーゼス・ガッツォ / アダマトロン
- 打倒されたダークブレインの残骸から現れた謎の存在。ダークブレインに取り込まれた無数の怨念の中から目覚めた存在であり、ダークブレインに代わってその力を振るう者。負の念を極大まで集め続けてビッグバンを起こし、新たな宇宙を生み出さんとする。すなわち――それが、私だ。
- 外見からして明らかにユーゼス・ゴッツォである。しかし、原作で演じたことのない役回りで登場し、原作で名乗ったこともない名前を名乗るという衝撃的な登場を果たす。
この名乗りは「記憶の断片を繋ぎ合わせた仮初めの名」とのことで、敗北を経て取り込まれ摩耗したことで、人格は確立できている(ように見える)一方で名前すらあやふやになってしまっているものと考えられる。
前作のケイサル・エフェス同様、原作では考えられない衝撃的な決着を迎えることとなる。
関連リンク
- スパロボOGラジオ「うますぎWAVE」第676回(YouTube) ※今回のコラボに関する裏話あり
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