江ノ島線とは、小田急電鉄の相模原市の相模大野駅と藤沢市の片瀬江ノ島駅を結ぶ路線である。
PASMO・Suicaが利用可能。
概要
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相模大野駅から南に分岐し、相模原市・大和市・藤沢市を南北に走る路線である。全線が複線であり、片瀬江ノ島駅と新宿を結ぶロマンスカーも走る。
藤沢駅では線形の関係上、スイッチバックが必要となっているのが特徴。各駅停車は6両編成で運転され、急行・快速急行は全て10両編成で運転されている。
他社線との接続駅も多数存在し、その多くが起点・終点駅であるのも1つの特徴である。
沿線の特徴としては、終点の片瀬江ノ島駅が江ノ島の最寄り駅であることから観光路線としての色が強い一方、沿線人口が多い(例えば沿線の大和市は川崎市に次いで2014年現在、神奈川県内第2位の人口密度がある)ほか沿線に学校も多いので、朝夕のラッシュ時は通勤通学路線の顔を見せる。
小田急小田原線(相模大野駅)、東急田園都市線(中央林間駅)、相鉄本線(大和駅)、相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄ブルーライン(湘南台駅)、JR・江ノ電(藤沢駅)と短い距離に乗り換え駅が集中しており、これらのアクセス路線としても機能している。これらに加え昔栄えていた駅にも停車する急行は停車駅が多め。東京都心への利便性もいい。
原則として10両編成の快速急行などの優等より6両編成の各停の方が混雑しているとよく言われるが、小田原線に比べると退避駅が中途半端な位置にある上に、踏切の関係でホーム有効長の延長も難しいらしく、増結も増発も困難。特に藤沢駅の構造が致命的である。
2022年3月12日のダイヤ改正より藤沢駅で運転系統が分割された。原則的に藤沢駅~片瀬江ノ島駅間は各駅停車による往復運転となった。急行は早朝に1便だけ片瀬江ノ島駅始発上りの直通運転がある。特急ロマンスカーえのしま号の片瀬江ノ島駅発着便は存続される。
藤沢駅から新宿駅方面へはJRの湘南新宿ラインと競合している。
駅一覧
【凡例】 ●:停車 ▲:千代田線直通のみ通過 |:通過
※片瀬江ノ島駅発の上り急行は早朝に1便あり
全駅 神奈川県
駅番号 | 急行 | 快速急行 | 特急 | 駅名 | ■乗り換え路線 ○駅周辺 |
所在地 |
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OH 28 | ● | ● | ● | 相模大野駅 さがみおおの |
小田急電鉄 ■小田原線 新宿駅まで直通運転 東京メトロ ■千代田線 北千住駅まで直通運転(特急のみ) ○相模大野ステーションスクエア |
相模原市 南区 |
OE 01 | | | | | | | 東林間駅 ひがしりんかん |
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OE 02 | ● | ● | | | 中央林間駅 ちゅうおうりんかん |
東京急行電鉄 ■田園都市線 | 大和市 |
OE 03 | ● | | | | | 南林間駅 みなみりんかん |
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OE 04 | | | | | | | 鶴間駅 つるま |
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OE 05 | ● | ● | ▲ | 大和駅 やまと |
相模鉄道 ■相鉄本線 | |
OE 06 | | | | | | | 桜ヶ丘駅 さくらがおか |
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OE 07 | | | | | | | 高座渋谷駅 こうざしぶや |
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OE 08 | ● | | | | | 長後駅 ちょうご |
藤沢市 | |
OE 09 | ● | ● | | | 湘南台駅 しょうなんだい |
横浜市交通局 ■ブルーライン 相模鉄道 ■いずみ野線 ○慶応義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC) |
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OE 10 | | | | | | | 六会日大前駅 むつあいにちだいまえ |
○日本大学 湘南校舎(生物資源科学部・短期大学部) | |
OE 11 | | | | | | | 善行駅 ぜんぎょう |
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OE 12 | | | | | | | 藤沢本町駅 ふじさわほんまち |
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OE 13 | ● | ● | ● | 藤沢駅 ふじさわ |
JR東日本 ■東海道線 ■湘南新宿ライン 江ノ島電鉄 ■江ノ島電鉄線 ○ビックカメラ藤沢店・ジュンク堂書店藤沢店 ○さいか屋藤沢店 ○小田急百貨店藤沢店 |
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OE 14 | | | | | 本鵠沼駅 ほんくげぬま |
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OE 15 | | | | | 鵠沼海岸駅 くげぬまかいがん |
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OE 16 | ● | ● | 片瀬江ノ島駅 かたせえのしま |
○江の島・新江ノ島水族館・片瀬西浜・東浜海水浴場 ○江ノ島電鉄線 江ノ島駅 ○湘南モノレール江の島線 湘南江の島駅 |
関連動画
関連項目
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