2009年4月より木曜22時枠で新番組『ルビコンの決断』が開始することが発表されており、この番組は2009年3月26日放送の邦画『犬と私の10の約束』をもって終了、4月からは同じく3月で終了となる「水曜ミステリー9」と統合する形でサスペンスドラマや映画を放送する「水曜シアター9」となる。[参考リンク]
ということなので、水曜に移動してもヨロシクね♪
概要
「今夜の映画、あなたのハートにはいったい何が残るでしょうか?」 (木村奈保子)
木曜洋画劇場とは、テレビ東京系で放送されていた映画番組である。
1968年放送開始。テレビ東京がまだ現法人以前の運営母体である『財団法人日本科学技術振興財団テレビ事業本部』という科学教育のための専門チャンネルであった時代に放送を開始した番組であり、テレビ朝日の「日曜洋画劇場」に次ぐ歴史を持ち、「金曜ロードショー」「ゴールデン洋画劇場」よりも先に放送を開始した。
(なお、「木曜洋画劇場」開始以前にもこの放送枠では「サントリー洋画劇場」という映画番組が放送されていたようであり、木曜夜の映画枠は相当昔からあったようだ)
番組開始当初は90分番組であったが、1969年10月に120分番組に放送時間が拡大された。
映画解説者として、芥川也寸志、山城新伍、河野基比古らが務めた後、1987年10月より映画評論家の木村奈保子が起用された。この木村奈保子が歴代最長である16年半もの間映画解説を務めたため、木曜洋画劇場の解説者としては最も知名度が高い。彼女の決め台詞である「あなたのハートには何が残りましたか?」(番組最後の解説コーナーでの台詞。番組冒頭の解説コーナーで同じようなことを言う際は冒頭の引用のような表現に変わる)は彼女や番組の代名詞としても知られるようになった。
2003年4月の番組リニューアルで木村奈保子が番組を降板して以降は映画解説者は置かれず、映画のみ放送する形となった。
2009年3月26日をもって41年強の歴史に幕を閉じた。
しかし、最終回となった3月26日の放送は邦画の『犬と私の10の約束』であったため、その前週の3月19日放送の『トップガン』が「洋画劇場」とのしての実質的な最終作品となった。
4月からは水曜日に移って、実質的後継番組である「水曜シアター9」へ装いも新たに再出発することとなる。
放映される映画
映画のセレクションはB級以上、A級未満の微妙なところをもってくる。
場合によっては平日昼に関東ローカルで放送されている「午後のロードショー」のほうが名作映画を流しているケースすらあった。
他の系列の映画番組と比較して性的な表現の多めな映画(もちろんテレビで放映できる範囲)を選ぶ傾向があり思春期の少年たちのお楽しみとなっていた。
番組歴代最高視聴率を獲得した作品が「エマニエル夫人」であると言われているだけのことはある。
番組予告CM
- ナレーションの豪華な声優
- 異常なテンション
- 無理矢理な駄洒落
- 強引な当て字
- 投げやりなテロップ
- 嘘字幕
- アニメとか他番組とかネットとかの言葉を躊躇なく使う
- シリアスな映画はとことんシリアス
- と、見せかけてネタを入れてくることもある
他局とは一線を画したその予告CMのクオリティの高さに、映画本編よりも予告CMを楽しむ視聴者もいたようである。
以下、番組予告CMに出演した主な声優陣を挙げる(あいうえお順)。
関連動画
関連項目
映画番組一覧 |
月曜ロードショー - 水曜ロードショー - 水曜シアター9 - 木曜洋画劇場 - ゴールデン洋画劇場 - 金曜ロードショー - 日曜洋画劇場 |
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