学会(がっかい)とは、特定分野の学術研究者らが研究成果を発表・精査・討論する大会、およびそれを統括する機関のことである。
概要
特定分野の専門家たちが、研究成果や新発見などを報告するために行う定期的な会合である。集まる会員は基本的に同じ分野の専門家であり、そこでは発表に対して質問が行われたり、時には批判や糾弾も起きる。
同好の士が集まる場としては「研究会」や「同好会」などもあるが、それらに比べると学会は会員数などの規模が非常に大きく、大規模ゆえに社団法人など法人格を取得しているところも多い。会の収入はおもに会員からの会費によって賄われ、それによって会の開催・運営などを行っている。正会員からの会費以外に、賛助会員(スポンサー)を募っている学会も多い。
「学会」と名乗ることに法律などの規定はなく、そのため規模や内容によらず権威付けに学会を名乗る組織も少なくなく、インチキ商法でもよく使われる。転じて、と学会のようにネタで学会を名乗っているところもある。同じく学会と名乗っている創価学会は今では宗教団体だが、当初は教育分野の学会として発足したという経緯がある。
ニコニコ動画における学会
ニコニコ動画においては、おもにゲーム関連における度を越えたやりこみ研究に対して、もはやゲームではなく学術研究の類だという意味を込めて「○○学会」と表現することがある。初出は「日本カービィボウル学会」で、カービィボウル研究の第一人者なるしす氏の新理論・力学の提唱が学会発表レベルとして名付けられたものである。
学会発足ブームの契機となったのがスーパーマリオメーカーの「マリオメーカー学会」で、計算機の作成・効率化・新技術開発などの多数の研究者による研鑽はまさしく学会のそれであった。以後、様々なゲームのやり込み研究を「学会」と呼ぶ流れが形成された。やりこみに対する称賛を込めたネタ呼称なのだが、レトロゲームだと研究歴20年超のガチンコの研究者(下手するとインターネット以前からも含む)というのも少なくないので、一概にネタとも言えなかったりする。
ちなみに、ニコニコ動画で最も多く使われている学会タグは案の定「創価学会」である。やったぁ!
創価学会関連の動画はエアコーストにより相当な数が消滅したが、以後も政治タグの動画で使われていたりで、他の学会の追従を許さぬ無慈悲な動画数を誇る。やはり「学会=創価学会」というイメージが強いのか、それになぞらえて狂信的なネタとして「○○学会」とタグ付けする動画も見受けられる。
大百科に記事のある学会の一覧
以下はニコニコ大百科に記事が存在する「学会」と呼ばれる組織の一覧である。ゲーム関連は分けて掲載、それぞれ五十音順。
まだ記事化されていない学会も多く存在する。「学会」を含むタグ検索も参照のこと。
関連動画
関連チャンネル
外部リンク
関連項目
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