回転斬リ(かいてんぎり)とは、
本稿では2に付いて解説する。
概要
リンクが放つ必殺技。その名の通り、一回転して回りを斬る。その姿はフィギュアスケートの選手のようである。非常に範囲が広いが、ボタンを押して溜めをしなければならないという弱点がある。「時オカ」以降はスティックの一回転で出せるが難しく、実戦での導入は困難である。
Wiiリモコンの振りで操作するようになったWiiとタッチペンで操作するDSのゼルダでは一瞬で出せるようになり、どれも連続使用に制限が存在する。
今ではリンクの代名詞といえる程の技だが、実は「初代」と「リンクの冒険」では回転斬りを使えない。使えるようになったのは「神トラ」以降である。(そもそも「初代」と「リン帽」における剣技は現代では考えられない仕様なのだが・・・
また「一回転しながら斬る」という剣技は一見すると多くのアクションゲームにありそうだが、この技が登場するRPGとアクションゲームの双方を探しても中々見当たらない。故にリンクの代名詞になっているとも言える。
後どうでもいいことだが、日本剣術などで現実に「一回転しながら斬る」という剣技は筆者が知る限りは存在しない。
回転切りという名前の剣技は存在するようだが、ゼルダの物とは全くの別物の動きである。(リンク先参照)
バリエーション
- 縦回転斬り
- 文字通り、前転かバック転をしながら縦方向に回転しながら斬る。一部のダンジョンの部屋で横スクロールになる「夢島」で登場した。その後、久しく出番がなかったが「スカイウォード」で復活。
- 大回転斬り
- 強力な回転斬り。効果は作品によって様々。
掛け声
一部の作品のリンクは回転斬りを放つ際に、特徴的な声を放つ。このことはよくネタにされる。
ネタにされない場合でも非常に気合が入った掛け声を放つ。
- シェアアアアア!
時のオカリナのリンクがスマブラ上で放つ掛け声。非常に気合が入っている。
余談だが、ソウルキャリバー2でゲスト出演した際のリンクはやたら気合が入っている。
その気合の入った演技は、もはや時のオカリナのリンクとは別物である。 - エアー!
トワイライトプリンセスのリンクが放つ掛け声。こちらはゼルダ本編でも使用。
おそらく、一番ネタにされる掛け声。主に復帰力の低さ的な意味で。 - オリャアアア!
風のタクトのリンク(通称:猫目リンク)がスマブラ上で放つ掛け声。
スカイウォードソードでは気合の入っている掛け声は無くなっているが、スマブラのディレクターである桜井政博氏が
「リンクの回転斬りといえばこれだよね!」とスマブラで復活させる可能性は否定出来ない。何しろ氏は「自ら声優に演技を指導する。」と公言するぐらいである。(というか上の掛け声はほとんどスマブラ由来。ゼルダ本編の掛け声も一歩間違えればネタにされるぐらい気合が入っているのだが。)
シリーズにおける変遷
- 神々のトライフォース
- 回転斬りが初登場した。貯めている間も突きの状態で自由に移動及び、右手側からの遠距離攻撃を防御(盾所持時のみ)できるなど、有用性は大きい。ただし、移動速度が落ちるという欠点がある。
- 夢をみる島
- 横スクロール型のフィールドでのみ、縦回転斬りが使用可能。また、ジャンプしながら回転斬りを放つことも出来る。
- 時のオカリナ
- 魔力を使用する回転斬りが登場した。赤と青の二段階の溜めが存在し、赤くなるまで貯めると リーチも伸びる。
スティック一回転なら青段階の回転斬りを魔力消費なしで使用可能。
だが貯めている間はほとんど動けないという弱点が存在し、溜めながらの回転斬りはロマン技に近い。 - ムジュラの仮面
- 赤の段階まで貯めた回転斬りに大回転斬りの呼称がつけられた。スティック一回転で赤段階の回転斬りを魔力消費なしで使用可能になった。
- ふしぎの木の実
- 剣聖の指輪を装備することで二回転斬りが登場した。姫川明の漫画版ではダブル回転斬りと名前が付けられた。
この他にも指輪を装備することでリンクの回転斬りに影響をあたえることが出来る。 - 風のタクト
- 大回転斬りが移動しながら斬り続け、止まると目を回す仕様になった。
この後も大回転斬りは各作品ごとに違う技となることに。 - ふしぎのぼうし
- 回転斬りが奥義となり、ある程度進めないと使用できない形となった。
大回転斬りも登場、回転斬りを使用している最中にボタンを連打すると連続で回転斬りを放つという物。 - トワイライトプリンセス
- Wii版にてヌンチャクを回すことで放つ仕様となり、一瞬で放てるようになった。 ただし、連続使用できない。
この使用制限はトワプリ以降のゼルダでも採用されることになる。 今までの3Dゼルダと違い、一瞬で放てるということでお世話になったプレイヤーも多いであろう。地味に普通の斬撃より威力も高い。
大回転斬りは最後に覚えられる奥義として登場、HP満タンで回転斬りを放つと非常に強力な回転斬りが出るという物。 使用条件が厳しいだけあって、その威力、使用できる際の有用性はかなりの物。 - 夢幻の砂時計
- タッチペンを回すことで一瞬で放てるようになった。ただし連続で使用すると目を回す。
- 大回転斬りも登場。効果は「風のタクト」とほぼ同じ。
大地の汽笛でも大回転斬りは引き続き登場したが、「夢幻」と変わらないので省略。 - スカイウォードソード
- リモコンとヌンチャクの同時振りで出す形となり、また縦回転斬りも登場した。 使用すると相手を吹き飛ばしとどめに繋げられるが、がんばりゲージを消費するため連発は厳禁。
- 大回転斬りは登場しないが、スカイウォードを溜めた状態で放つとソードビームが出ずにリーチが大幅に伸びた回転斬りを出せる。
- ブレスオブザワイルド / ティアーズオブザキングダム
- 片手剣を装備した状態で、溜め攻撃をすることで発動する。溜めた時間に応じてがんばりゲージの消費が大きくなるが、その分、わずかであるが攻撃範囲と敵へのノックバック効果が大きくなる。主に雑魚的に囲まれた時や草刈りに使用することになる。
- 大剣を持った状態の溜め攻撃だと、ハンマー投げの要領でダイナミックに振り回し、最後は地面に叩きつけて衝撃波を起こす。槍を持った状態の溜め攻撃は連続で突き攻撃を繰り出す。
ゲスト出演
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- リンクの上必殺技として全作品に登場。なんと空中で使うと上昇、復帰技として使用できる。しかし、上昇力は低くリンクの弱点となっている。だが、攻撃技としてはかなり強く、吹っ飛ばしを狙うことも可能。非常にお世話になる技である。
- ソウルキャリバー2
- 必殺技として登場。だが出が遅いため、使いこなすのは難しい。溜めることで炎をまとい、ガード不能となる。
関連動画
何故か回転斬りの名前が入ったVOCALOIDのオリジナル曲が存在する。
ちなみにゼルダとは全く関係がない。
リンクと一体となるために回転斬りを現実に行う馬鹿天才プレイヤー。
関連項目
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