問題児とは、
概要
特に、無鉄砲な性格の子供などは、その行動力や向こう見ずな性格から何かとトラブルを招きがちで、そういった子供は問題児として、手のかかる子供と認識されやすい。
しかし、こういった子供は行動力に優れているという長所もあり、上手く成長すればリーダーシップや実行力を備えた頼れる大人に成長する事もある。いわゆる、ジャイアンやブタゴリラのようなガキ大将が社長になる理屈。
かつては、ケンカばかりするガキ大将(ジャイアン)や、いたずら好き(クレヨンしんちゃん)、勉強ぎらい(磯野カツオ、野比のび太)等が問題児の典型とされていたが、近年では家庭環境の複雑化などから、様々な"問題児"が取り沙汰されるようになり、問題児の定義も多様化している。
とは言え、子供は手のかかるモノ。保護者や教育者が十分な教育や指導をせず、問題児のレッテルを貼り付けるのは、大人の怠慢と言ってもいいだろう。
大人の問題児
ところが、これが大人になると話が変わる。
成人し、社会に出て社会人となれば、一般常識や基礎的な教養、モラルやコミュニケーション能力等が要求される。そういった事が満足にできない場合、大人であっても"問題児"として、失笑を買ったり、社会的信用を失う事が多い。
特に、社会的地位や知名度を持った著名人等の中にも、空気が読めず失言が多い、教養が足りない事が目立つ、社会道徳やモラルに欠けている、我が道を行っていて協調性が無い等といった人物は、各界における問題児として認識されて揶揄される事が多い。
「いい大人になって子供のようなトラブルを起こす人」とも言える。
とは言え、ある程度の言動であれば、その人の個性として好意的に捉えられるケースもある。
しかし、大人であるため、あまりにも度が過ぎた行動を取れば、「問題児」どころではすまなくなる。
また、問題児と言われても活躍を続けるような人物は、その人の能力や個性、あるいは社会的権力といった後ろ盾が存在することが多い。
一般人や、単に無能な人間が問題行動を起こしたら、「お察し」であることには十分注意されたし。
創作作品における問題児
漫画やアニメ、映画、小説、童話といった創作作品に登場する子供は、何かしら問題児である事が多い。
子供の成長を描く場合、子どもが抱えた問題を乗り越えるというのはストーリーのテンプレとも言えるからだ。
また、ギャグを主題とした作品では、トラブルメーカーであったほうが話をふくらませるのに便利であるし、子供らしさも描く事ができる。
創作における大人の問題児は、どちらかというとファンからの揶揄である事が多い。
内面に隠された幼稚な行動原理だったり、大人気ない行動だったり、無鉄砲な行動だったり、空気を読まなかったりといったキャラクターは問題児扱いされやすい。が、話のタネにはなるため人気者だったりすることも。スーパーベジータとか。
ゲームにおける問題児は、バランスブレイカーに近い意味合いがある。対戦格闘ゲームでひとりだけ強すぎる(ジョインジョイントキィ)とか、シミュレーション、RPGで1ユニットだけ強すぎる(雷神シド)とかで、ゲーム的にもうちょっと大人の気持ちになって自重して欲しいキャラクターが良く揶揄される。
関連項目
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- ページ番号: 4283152
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