問い詰め(といつめ)とは、嘘偽りのないことをしゃべらせるために一方的に質問すること。相手の過ちや欠点など厳しく指摘し尋ねること。咎めて問いただすことなど。
概要
刑事さんが犯人に使う行動の一種。自白させたり真実を洗いざらい聞き出すためには必要不可欠。
また皆さんも上司、教師や客にされたことがある経験をお持ちの人も多いのではないだろうか。何か悪いことをした場合は目上の人から問い詰められる。大抵は真実を話すまで問い詰めが終わらなかったり。
創作作品上では、主に女性が男性に向けて行う言葉の修羅場である。主人公は他の女の子と関係を持ってしまうと問い詰めが始まることが多い。
エロゲ界隈でも問い詰めは盛んに行われており特に「Wind -a breath of heart-」の鳴風みなも、「六ツ星きらり」の星見すばるなどが有名である。これらはとんでもなく問い詰め時間が長いことで一部で話題になった。両方とも質・量ともに印象が強すぎるため、問い詰めを聞くと変な汗が出ることうけあいである。
伝説の問い詰め(鳴風みなも)
わたし、まこちゃんにとって、なんなのよっ!!
ねぇ? まこちゃんにとって、わたしはなんなの
……。単なる、お友達なの?ねぇ、教えてよっ!! まこちゃんにとって、わ
たしはなんなの!? まこちゃん、まこちゃんの
方から、わたしにキスしてくれたことないじゃな
いっ!! まこちゃんの方から、わたしを抱き締
めてくれたことないじゃないっ!!わたし、まこちゃんにいっぱい、アプローチした
のに……。それでもまこちゃんは気付いてくれな
くて……。あの海でのことは、私の精一杯の勇気
だったんだよ……なのに、まこちゃんは答えを出してくれなかった
……。わたし、怖くなったもしかして、まこちゃんは、わたしのことなんて、
どうでもいいと思ってるんじゃないかって。わた
しは、だから怖くなった。『好き』って一言を、
まこちゃんに言えなくなった。だって、拒絶され
たら怖いもんっ!!わたしの気持ちは、子供の時から変わってない。
だけど、まこちゃんの気持ちは、わたしにはわか
らなかったわたしは、まこちゃんの昔の思い出しかもってな
い。だから、まこちゃんとの新しい思い出を作ろ
うって、わたし、必死だった。わたしも昔のわた
しじゃなくて、新しい自分に変わろうって必死
だった。まこちゃんの好きな女の子になりたいっ
て思ったでも、どんなに頑張っても、まこちゃんがわたし
をどう思っているのかわからなかった……。わた
し、こんなにまこちゃんのことが好きなのに……もしかしたら、わたしのこの想いは、まこちゃん
にとって迷惑なものなのかもしれない。そんな風
に、わたしは考えるようになってきた。だから、
やっぱりわたしはまこちゃんと友達でい続けよう
と思ったまこちゃんにとって、わたしってなんなのか……。
それを考えるだけで、怖かったから。友達なら、
こんな想いをしなくてすむと思ったから……わたし、このままでいいと思った……。わたし、
このままでもいいと思ったのに……でも、お父さんが死んで、わたしは本当に一人
ぼっちになって……。そしたら、このままじゃ嫌
だっていう気持ちが湧いてきて……っそして、やっぱりわたしは、まこちゃんのことが
忘れられないんだって思ったの。思いが抑えきれ
なくなっちゃって……っだってまこちゃんは、わたしの初恋の人なんだも
の……。ずっと、ずっと好きだったんだもの……わたしは……わたしは……っ。まこちゃんのこと、
わたし、子供の頃から大好きだった。だから子供
の頃、まこちゃんと別れる、って聞いた時、すっ
ごく泣いたんだよ。すっごく泣いたんだから…
…っでも、まこちゃんとは笑顔でお別れしたいと思っ
て。好きだったから、まこちゃんにわたしの笑顔
を覚えていて欲しかった。そして、いつかまた、
まこちゃんに会えるって思って……だからわたしは、まこちゃんと別れるあの時、精
一杯の勇気を振り絞ったんだよ。結婚しようって
約束したよね。わたしにとっては、あれは精一杯
の勇気だったもしかしたら、まこちゃんともう会うことはない
かもしれない。でも、わたしはどうしてもまこ
ちゃんが好きだった……。まこちゃんとの繋がり
を消したくなかった……っ。だから、約束をした
んだよあれは、まこちゃんにとっては、ささいな約束だっ
たのかもしれないけど……。わたしにとっては、
とても大切な約束だったの……ったとえ離れてもまこちゃんとの関係を、唯一、繋
げてくれる約束だったから……っ。まこちゃんが
あの約束を受け入れてくれた時、わたしは本当に
嬉しかった。だから、笑顔で別れられたんだよ…
…っでも……。本当に長かった……。まこちゃんとの
再会までの時間は、わたしにとっては本当に長
かった……。わたしは、一生懸命にハーモニカを
吹き続けた。いつか、この音色がまこちゃんの耳
に届くんじゃないか、って……でも、年を経るにつれて、こんなことをしても、
意味がないんじゃないかって思えてきた……。
だって、こんな小さなハーモニカの音色なんて、
こんな大勢の人たちがいる世界で、まこちゃんの
耳だけに届くなんてありえないもの……っそれでも、わたしはこのハーモニカにすがるしか
なかった……。あの約束にすがるしかなかった。
わたしにとっての、まこちゃんとの接点。それは、
このハーモニカと、あの約束しかなかったから…
…っそして、4度目の引っ越しの時……。この街に
引っ越してきた時……。わたしの願いが、ようや
く届いた……夕暮れの屋上で……。まこちゃんが立っていた…
…。まこちゃんは最初、わたしのことがわからな
かったみたいだけど……わたしには、すぐにわかった。心臓が張り裂けそ
うだった。心が……飛び出しそうだったそして、これが最後のチャンスなんだって思った。
神様がくれた、最後のチャンスなんだって。私の
気持ちをまこちゃんに伝える、神様からの最後の
チャンスなんだ、って……っだけど、まこちゃんは、昔と一緒で、わたしの想
いには全く気付いてくれなかった。だからわたし
は、まこちゃんに行動で知らせようと思った。わ
たしの想いを……でもまこちゃんにとって、わたしはいつまでも、
昔の幼なじみのままだった。わたしにとっては、
精一杯の勇気だったのに……。まこちゃんはわた
しのそんな心に、気付いてくれなかった……っだから、わたしは怖くなったの……。もしかした
ら、わたしのことを、まこちゃんは何とも思って
ないんじゃないか……。だから、最後の賭け
だった……っ海辺でのキス……。でもまこちゃんはやっぱり、
何もわたしに示してくれなかった……わたし、本当に怖くなって……。まこちゃんの気
持ちが、わからなくなって。だからこのまま、幼
なじみの関係でいいと思った……でも、お父さんが死んじゃって……
……わたしにだって、わかってた。まこちゃんが、
子供の時とは違うってことでも、わたしには子供の時のまこちゃんの思い出
しかなかったんだもんっ。橘くんと紫光院さんみ
たいに、子供の時から今まで、ずっと一緒にいら
れたわけじゃなかったんだもんっまこちゃんとの空白の時間……。それを取り戻そ
うと、わたしは必死だったんだよっそして、わたしも変わろうと必死だった。過去の
わたしじゃなく、新しいわたしになろうと必死
だったそうすれば、まこちゃんはわたしに振り向いてく
れるんじゃないか……。幼なじみのわたしじゃな
くて、新しいわたしなら、まこちゃんは振り向い
てくれるんじゃないか、って思ったの……っだから、髪型だって変えたんだよっ。わたしも、
変わろうって……っ。昔のわたしじゃなくて、新
しい自分に変わろうってだけど、それでもまこちゃんは私を見てくれな
かった……っ。まこちゃんは最後まで、私を見て
くれなかった……っ嫌いなら嫌いって、はっきり言ってよ……っ!!
私に気のあるそぶりを見せないでよっ!! 今、
ここで、私のことが好きなのか、答えてよぉ…
…っそうしないとわたし、まこちゃんのこと、いつま
でも想い続けちゃうじゃない……っ!! 苦しい
んだから……っ!! 想い続けているのは、とっ
ても苦しいんだから……っ!!
(以上、鳴風みなもの伝説の問い詰め。ゲーム業界用語事典様より転載。
原文はドリームキャスト版「Wind -a breath of heart-」)
伝説の問い詰め(星見すばる1)
「智ちゃん」
「お、おう」
「あたしね。智ちゃんとは冷却期間のつもりでいたの」
「…………」
「その期間は、あたしたちの気持ちが本物かどうかを考え
直す期間だったの。ほらアレよ、『恋人ごっこ』がどうこ
うっていうアレ。智ちゃんも覚えているでしょ?」
「でねいくら考えてもあたしは智ちゃんのことが大好きで
心の底から大好きでむしろ生まれる前から好き好き大好き
超大好きなんだっていう答えしか見つからなかったの」
「でも智ちゃんがあたしのことをどう思っているかはわか
らなかったし智ちゃん自身が迷っているようにも見えたか
ら待つことにしたのその間は辛かったよウソじゃないよ本
当に辛くて辛くて死にそうだったの智ちゃんのことを想っ
てひとりえっちで自分をなぐさめて終わったあとは余計せ
つなくて悲しくてもっとはげしくしちゃうくらいに辛かっ
たんだよこのこと ~(中略)~ その間違いを智ちゃん
が正してくれると嬉しいなそうよあたしは叱って欲しかっ
たのそして優しく抱きしめて欲しかったの今からでも遅く
ないと思うううんむしろここから本当のあたしたちが始ま
るのよそうに違いないわそうだって言ってよ認めてよそし
てもう一度あの言葉を言ってすばる好きだよってううん先
にあたしが言うよあたしはあたしは家族より友達よりあた
し自身より天よりも地よりもこの世界のすべてよりも!!」[中略部分]
理解してくれてるもちろんあたしはちょっと独占欲が強す
ぎて智ちゃんのことを束縛しすぎちゃうけどそれだって昔
からの付き合いなんだから知ってくれているはずでそうい
うところもひっくるめてあの日あの時あの場所で互いの気
持ちを確認しあって初めて愛し合ったんだよねそうだよね
あたしは智ちゃんが好きだからほかの女の子のことなんか
一瞬たりとも考えて欲しくないのむしろ目を向けるのもい
やなのおはようからおやすみまで朝昼晩1年365日死ん
で生まれ変わってそして次の世でも恋人同士になってあた
しのことだけ考えててくれればいいのそれ以外は許さない
許すわけにはいかないのけれどそういうわがままな想いが
智ちゃんを苦しめていたんだとしたらこれからどうやって
愛すればいいの愛し方がわからないずっとずっとずーっと
愛し続けてるだけじゃダメなのかなどこかで愛の形を間違
えちゃったのかなだったら「智ちゃんのことが、大好きなのっっっ!!!!!」
ほとばしる言葉の洪水が、ようやく途切れた。
おれは。文字通り圧倒されていた。
もう勘弁してくださいと言いそうになった。
「あたしはそれぐらい智ちゃんが好きなの。わかってくれ
た?」
「だから、やり直そ? もう一度、あたしを好きになって
?」
すばるの想いには圧倒された。そこまで想われれば、男冥
利に尽きるって考えもある。
けど。
安易に流されるわけにはいかない。
だから、俺は言わなければならない。
「俺は」
告げようとした、その瞬間。
すばるがくるりと背を向けた。
「す、すばる?」
「いいよ。わかったから」
「すばる、聞いてくれ」
「嫌!」
悲鳴みたいな声だった。
もう一度振り向いたすばるの目には涙が溜まっていた。
「あたし、絶対、もう一度智ちゃんを振り向かせてみせる」
「……」
「覚悟しててね。絶対、空ちになんか負けない!」たたた……と走って行く。
呆然と、その背を見送るしかなかった。
(sm2355633 より書き起こし、中略部分は投稿者コメント中の感嘆符を削除して引用した。
書き起こし箇所は問い詰め用BGMで推定)
伝説の問い詰め(星見すばる2)
「俺がお前をさがしてたのは、部長に言われた……ってのも
あるけど。もうひとつ、お前ときちんと話がしたかったか
らだ」
「……」
「あのな、すばる」
「あのね、智ちゃん。あたし、まだ智ちゃんのことが好き
なの」
「え?」
「だって、急に嫌いになんかなれないよ。前にいっぱいいっ
ぱい言ったでしょ? あたしがどれだけ智ちゃんが好きな
のか」
「あ、ああ……」
「確かにあたしは前に、ちょっとだけ距離を置こうって言っ
たよ。だからって、別れたつもりなんてなかったの。その
つもりがあるなら、ちゃんと別れようって言ったよ」
「あたしと智ちゃんの距離はつながってるでもそれまでよ
りちょっとだけううんほんのちょっとだけ離れただけでも
赤い糸はまだあたし達の小指に結ばれてるって信じてた」
「あたしいっぱい考えたよ考えて考えておかしくなっちゃ
いそうになっても考えてでもやっぱり答えは智ちゃんが好
きっていうのしか出てこなくてそれなのに智ちゃんはいつ
の間にかあたしから離れて空ちと仲良くなっていつの間に
かくっついちゃってだからあたし智ちゃんに裏切られた気
がしてでもそんなはずないだって智ちゃんは前と同じ智ち
ゃんであたしに優しくてそうよ離れるなんてやっぱり無理
だって智ちゃんは絶対あたしが好きあたしが好きあたしが
好きってずっと自分に言い聞かせて!」
「すばる!」
「でも良くみたら智ちゃん空ちにもすごく優しくてていう
かあたしによりもずっと優しくしてあげてるのなんで信じ
られないあんな優しい目で空ちを見てどうしてなんでねえ
なんでそんなひどいことできるのなんでなんでなんで!?」
「だって俺は空ちゃんが好きなんだ!」
言葉の嵐に負けないように、俺は声を張り上げた。
「俺は空ちゃんが好きだ! 好きだから! もうすばりに
好きって言えないんだ!」
「智ちゃんのばか――――――っ!!」
「ああ馬鹿だよ! 馬鹿だけどな、俺だって」
ビッターン!
「はうっ」
「その一言言うのにいつまでかかってんのよっ!!」
「……へ?」
「あたしもう、ずっとまえから気づいてたもんそれなのに何
も言わないで、前みたいにあたしに優しくしていったいあ
たしは諦めればいいのそれとも期待してていいのどっちな
のかわかんなくて、ぜんっぜんどうすればいいのかわかん
なかったの!!」
「あ……」
「智ちゃんのばか! 優柔不断! ……でも! 大好き…
…だった!!」「すばる……」
(同条件により、sm2355633より書き起こし)
関連動画
関連項目
- 9
- 0pt
- ページ番号: 4179059
- リビジョン番号: 1814289
- 編集内容についての説明/コメント: