包丁さんのうわさとは、HP「たぶんおそらくきっと」にて公開されているフリーのホラーゲームである。
概要
注!このゲームは残酷な描写、また血描写がありますので苦手な方はご注意ください。
「包丁さんって知ってる?
呼び出したら誰でも殺せるんだって。
でも、そのかわり・・・・
呼び出した包丁さんは本当の名前を言わないと帰ってくれないんだって」この町には昔から伝わる昔話がある。
それが包丁さん。
都市伝説でもなく単なる怖い話でもなく存在する。
だって、包丁さんはカミサマだから。普通の肝試しの感覚で包丁さんを呼び出す儀式をやっていた。
ほんの、軽い気持ちでその呼び出す儀式をしてしまった。
それが、どうしようもないほどの恐怖を生み出すとは知らずに。
HP「たぶんおそらくきっと」の神波裕太氏が製作したフリーのノベルホラーゲーム。同HPにてダウンロードが可能。
ルール
・学校の中で逃げ回ってください。
・無駄な行動をしていると包丁さんに捕まります。
・包丁さんにあっても生き残れる可能性は残っています。
・「してはいけないこと」をした主人公は罰を受けます。
基本はマップをクリックして校内を探索し、イベント時は選択肢が出現するサウンドノベル形式。
包丁さんから逃げつつ、生き延びる方法を探していくことが目的。
トゥルーエンド、ノーマルエンド×2、バッドエンド×13、の計16個のエンディングが存在する。
さらに、エンディング回収や本編中のアイテム回収によってミニシナリオが出現する。
登場人物
本編シナリオ
- 真田 美春(さなだ みはる)
丁中学校に通う中学二年生。本編の主人公。
原林(後述)からセクハラ・成績に関する脅しを受けており、包丁さんを呼ぶ儀式に参加したらしい。
ちなみに、本編とおまけの紹介で何故か苗字が異なる。(本編→山井、おまけ→真田) - 真田 優秋(さなだ ゆうし)
高校生。主人公・真田美春の実兄で、「五年前の事件の生き残り」。
五年前に「包丁さん」を呼び出したことがトラウマになっており、妹に危ない目にあってほしくないという想いから
包丁さんのことを聞かれても話そうとしなかった。 - 柳 啓太(やなぎ けいた)
美春の同級生。「五年前の事件」で死亡した姉の死亡原因を知るために
「包丁さん」について一番詳しく調べていた。呼び出し方は姉の部屋から見つけだしたらしい。 - 松本 真吾(まつもと しんご)
美春の同級生。原林に何度も殴る蹴るなどの暴行を受けており、原林を恨んでいた。 - 坂上 優奈(さかがみ ゆうな)
美春の同級生。原林に性的な嫌がらせを受けていたため、今回包丁さんを呼ぶことを決めた。 - 原林 三郎(はらばやし さぶろう)
丁中学校教頭で、同中学校校長の息子。さらに祖父はどこぞの偉い議員をしているらしい。
女子生徒にセクハラ、男子生徒に暴力と蛮行を振るうが、上記の強固な後ろ盾もあり、誰も手出しが出来ないらしい。
今回、「包丁さん」を呼び出す為の標的にされた。 - 包丁さん(ほうちょうさん)
美春たちの住む丁町で何年も前から存在する『カミサマ(神様ではない)』で、地元では恐れられている存在。
幼い少女の姿だが、手には包丁を持っている。
今回、「原林三郎の命」を切るために美春たちの儀式によって呼び出されたが…
儀式で使用する包丁によって呼び出される包丁さんは異なるらしく、この包丁さんは
白いワンピースに赤いリボンをあしらった衣装を身に纏っている。
より詳しい概要についてはこちらを参照。→包丁さん ※ ネタバレを含む記述があります。
ミニシナリオ「包丁さんのうわさ0」
※ ネタバレを含む記述があるため白字。閲覧の際はマウスドラッグで反転してください。
- 優秋(ゆうし)
丁中学校に通う中学二年生(当時)。ミニシナリオの主人公。
友人たちと共に呼び出しの儀式を行った。 - 美代(みよ)
優秋の同級生。赤木奈々美(後述)を恨んでいる。
本編に彼女の遺したメモが登場する。 - 理子(りこ)
優秋の同級生。同じく赤木奈々美を恨んでいる。
人一倍怖がりらしい。考えなしな行動が多く、周りを振り回す事が多い。 - 敦(あつし)
優秋の同級生。同じく赤木奈々美を恨んでいる。 - 健也(けんや)
優秋の同級生。同じく赤木奈々美を恨んでいる。 - 赤木 奈々美(あかぎ ななみ)
今回、「包丁さん」を呼び出す為の標的にされた学生(おそらく優秋たちと同学年)。
恨まれている理由は不明だが、美代たちを1週間休ませるようなことをしたらしい。
少なくとも優秋は彼女との接点はないらしい。 - 包丁さん(ほうちょうさん)
今回、「赤木奈々美の命」を切るために呼び出された包丁さん。本編の「包丁さん」とは別の「包丁さん」で、
ツインテールに着物のような衣装を身に纏っている。
「してはいけないこと」をした人間たちを追い詰めるようにして殺す本編の包丁さんに対し
この包丁さんはなるべく殺さないように行動しているようにおもえる。
余談だが、作者のHPに10万HIT企画として優秋の全体絵が公開された。
また、11万HIT記念イラスト・突発企画落書きでよければ(ryに美春の全体絵が公開されたらしい。
ノベライズ・コミカライズ
包丁さんのうわさ オウマガトキの儀式
2013年12月28日にエンターブレインより発売された、ノベライズ第1作。
大筋は原作ゲームに沿ったストーリーだがオリジナルの部分もあり、特にラストの展開はゲーム版のエンディングとは異なったものになっている。
包丁さんへるぷみぃ とある巫女の記録
2014年10月31日にKADOKAWA/エンターブレインより発売。「包丁さんのうわさ」の追加ゲーム「包丁さんへるぷみぃ」の、ゲーム版作者自身によるノベライズ。
包丁さんたちの悲しい過去を綴る、「包丁さん」誕生秘話。ゲームとは違った視点から描いており、新キャラクターも登場する。
包丁さんのうわさ カワタレドキの儀式
2015年6月29日にKADOKAWA/エンターブレインより発売。
上記ノベライズ2作の続編、後日談にあたる。なぜか包丁さんに助けられてしまった者と、かつて包丁さんの惨劇から生還した者とが交錯する。包丁さんについて探る謎の男の正体とは?
包丁さんのうわさ 血二染マル学舎
初のコミカライズ作品。原作ゲームともこれまでのノベライズとも異なる、新たなストーリーが綴られる。
KADOKAWAのウェブコミックサイト「ComicWalker」で連載されていた。同サイトではプロローグから第2話までが無料で閲覧できる。
2015年11月27日にKADOKAWA/エンターブレインからコミックス1巻が発売され、以後第3巻まで続いた。コミックスは未だ乾かぬ鮮血が付着しているかのような特殊装丁になっておりインパクトが強い(1巻発売を紹介したアキバblogの記事内の、この画像がわかりやすい)。コミックス1巻には原作の神波裕太によるおまけSS(ショートストーリー)のURLが付属していた。
関連動画
関連静画
関連リンク
- たぶんおそらくきっと(作者である神波裕太氏のサイト)
- 包丁さんのうわさ(ゲーム紹介・DLページ)
- 包丁さんのうわさ -血ニ染マル学舎- - 無料コミック ComicWalker(コミカライズ版連載ページ)
関連項目
- 11
- 0pt
- ページ番号: 3379087
- リビジョン番号: 2656997
- 編集内容についての説明/コメント: