ワラビとは…
- (蕨)シダ植物の一種で、山菜として利用される。
- (蕨)埼玉県にある地名。蕨市。植物のワラビに因んだ命名とも、「藁火」からの命名ともいわれ由来は定かでない。
- (和良比)千葉県四街道市にある地名。植物のワラビに古くはこの字をあてたので、関係があるのかもしれない。蕨と表記している史料も見られる。
本記事では1について解説する。
概要
【分類】ウラボシ目コバノイシカグマ科ワラビ属
【学名】Pteridium aquilinum ssp. japonicum
(学名の由来)Pteridium→「翼」を語源とするギリシャ語古名から/ aquilinum→湾曲した/japonicum→日本の
ゼンマイやコゴミと並んでよく知られる代表的なシダの山菜。人里に近い場所に生え、大きなものは高さが2mにも達するという。春に出る新芽の部分が食用にされ、特有のぬめりと風味が好まれる。おひたしや漬物として使われることが多い。
最大の生産地は山形県置賜地方。関西では緑色のものが、関東では紫色のものが好まれるのだという。日本のほかでは、韓国でゴサリとよんでナムルの材料にし、ビビンパの具として日本でもお馴染みである。その他、中国・ブラジル・ニュージーランド・カナダなどでも食用にされている。
毒性
発がん性物質として知られるプタキロシドを始めとする、多数の毒性のある化合物を含むので、必ずアク抜きして調理する。アク抜きをしないと中毒を起こすことがあるほか、特に胃がんのリスクが高まるとされている。
しっかりとアク抜きをしていれば毒素はほとんど抜けてしまう上、惣菜レベルの量であれば特に問題はないとのことであるが、毒素が完全に除去されるわけではなく、発がん性の物質は長期的な効果が問題になるため、毎日のように食べたりしてはいけない。
わらびもち
蕨餅の記事ができたのでそちらを参照。
※わらび餅の移動販売車に関連する動画については「わらび餅の妖精」の項目を参照のこと。
その他・豆知識
- 有袋類のワラビーとは全く関係ない。
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関連項目
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