ドルフィンパンツ単語

ドルフィンパンツ

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ドルフィンパンツとは、女性向けの衣服の一つで、要するに以下の絵に描かれているような短パンのことである。

概要

丈の短さはいわゆる『ホットパンツ』『ショートパンツ』と同類とされるもので、丈は股下より若干長い程度で、外側の太もも部分の丈に切り込みがあり、ウエスト部分はゴムや紐で調整できる、などといった特徴がある。全体的に緩い短パンなので短パンに穿いている下着が見えそうで見えない、というチラリズム的要素が刺さる人も多いらしい。

「ドルフィン」とはアメリカのスポーツ用具メーカーである「Dolfin」のことで、主に水着や水泳用具を販売している。動物のイルカ（ドルフィン）はメーカーのロゴマークにも描かれているが厳密には由来ではない。
その中の女性向け衣料の一種としてこのような短パンが販売されている。要するに元々はスポーツウェアの一種だったのだが、このメーカーの短パンだけでなく、様々なブランドから販売されている似たような短パンもドルフィンパンツと呼ばれている。日本ではスポーツウェアとしての利用に加えてルームウェアのようなリラックスした空間での着用にも使われている。

ちなみにDolfin社の歴史は古く、前身は1941年に米国空軍向けの貨物用パラシュートを製造するために創業された。その後下着の製造業を経て1958年に競泳用水着メーカーとしてスポーツウェアの製造を始めた。1962年頃に陸上トラック競技用のユニホーム製造にも着手し、いわゆるドルフィンパンツもこの頃に誕生した。1980年から1983年頃にはアメリカ中にドルフィンパンツが浸透したとされている。
日本に上陸したのはいつ頃か不明だが、少なくとも2012年から2014年頃にはドルフィンパンツの名称で投稿されたSNSのポストが確認できる。きっかけは確認できなかったがその名称が大きく普及し始めたのは2020年頃と思われる。