「トリプルバトル」とは、イッシュ地方、カロス地方にて導入されているポケモンバトルのルールの一つである
概要
第五世代である「ブラック・ホワイト」から初登場のバトル形式。
手持ちのポケモン3体を場に出し、戦うのだが・・・「場所の概念」と言うものが存在する。
左端のポケモンは右端のポケモンに、右端のポケモンは左端のポケモンに攻撃できない。
例外はあるが、所謂全体攻撃もこの制約にのっとり、左端からの全体攻撃でも右端には届かない。
ただし上の例外として「飛行技」と「波動技」はどこからでもどの場所へ攻撃することができる。
両端のポケモンは「Move」コマンドで中央に移動することが出来る。
このコマンドを使って全体持ちを中央に移動させるか、耐久タイプを中央に移動させるか。それはトレーナーの戦略次第である。
この「Move」は端にいるポケモンが使うことができ、優先度は0。つまり素早さに依存する。これにより、思いもしない攻撃が飛んでくる、また攻撃しようとしたポケモン以外に攻撃をしてしまうなどの戦略が増える。
上の「Move」以外はなんとなく「ダブルバトル」を彷彿とさせるがやはり場に3体出るということで必然的にやれることが多くなりターン内に一気に勝負が決まってしまうこともしばしば。またやれることが多い=選択肢も多いということで技の選択に時間がかかり時間がオーバーしてしまうことも。
余談ではあるが、場所の概念上「中央で全体攻撃を発動させればかなりの威力を持つ」と言われているが
ブラック・ホワイトで導入された「新しいわざ」の一つに、全体攻撃をガードする技、「ワイドガード」があるため
単純に中央全体攻撃を使えば大打撃を与えることが出来るとは言い切れない。
残念ながら第七世代の「サン・ムーン」では廃止されてしまった。
理由としては戦闘画面にトレーナーが表示されるようになったため、本体のスペックの都合であると言われている。
次回作で復活することを願おう。
蛇足
- 同じ3VS3で展開される「ポケモンバトリオ」との関連性は特にない。
- イッシュ地方で新たに導入された3VS3のバトルに「ローテーションバトル」があるが
これはトリプルと違い、扱いは通常バトルと大体同じである。詳しくは該当の記事を参照とのこと。 - 公式大会が他のルールと違い一度も行われたことがなくそのためシングル勿論ダブルなどよりも競技人口は少ない。Wi-fi対戦にて他の対戦者とマッチングしない、なんてネタはおなじみ。ちなみに上のローテも人口は少ない。
関連項目
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