ミールワーム(英:Mealworm)とは、ゴミムシダマシ科の幼虫である。飼料用・食用のイモムシなのでmeal+wormと名付けられた。
アーマード・コアVIに登場するミールワームについては「ミールワーム(ACVI)」を参照。
概要
ゴミムシダマシ科の甲虫は、元々は乾燥した環境で植物の種子や動物の死骸などを餌とする小型の虫である。人類が農業を始めて穀物を貯蓄するようになると、穀物=植物の種子を狙って穀物貯蔵庫を食害する貯穀害虫として嫌われた。だがそのうち、ゴミムシダマシ科の幼虫は幾つかの特長から、人類の食用や虫食性の動物(カエル、トカゲ、小鳥、モグラ、ハリネズミなど)に与える飼料用として有用であることが知られるようになった。
その特長とは、①毒を持たず、糞出しやワタ抜きを行わなくてもあまり味が落ちないことから、食料として安全性・信頼性が高い ②通年繁殖性であり、幼虫の期間が長いので、ほぼ一年中いつでも幼虫が得られる ③雑食性で、麦の糠(ふすま)や残飯など栄養価の低い有機物でも飼育できる ④与える餌の割に肉質が良く高カロリー ⑤多少の共食いはあるが、かなり高密度での飼育に耐える などが挙げられる。
栄養価の低い餌でも飼育可能であることは既に述べたが、なんとミールワームはポリスチレン≡発泡スチロールの材料となるプラスチックすら消化可能な腸内細菌を持つことが判明している。
ミールワームはイモムシとしては細長く真っ直ぐである。体長は、ジャイアントミールワームと呼ばれる種で蛹になる直前で概ね4cm前後、他の種では概ね1.5~2cm程度まで成長する。
関連動画
関連静画
関連商品
関連コミュニティ・チャンネル
ミールワームに関するニコニコミュニティもしくはニコニコチャンネルを紹介してください。(特にない場合はこの部分を削除してください)
関連ニコニコQ
ミールワームに関するニコニコQを紹介・作成してください。(特にない場合はこの部分を削除してください)
関連リンク
- ミールワーム - Wikipedia
- ごみ問題解消か、虫で発泡スチロールを生物分解 - CNN.co.jp
- 終末世界の貴重なタンパク源! 廃プラを食べるミールワームを飼育する「昆虫スーツ」が登場! - ナゾロジー
関連項目
- 虫 / 昆虫 / 甲虫
- 昆虫食
- ゴミムシ:ゴミムシダマシとは似てるが、ゴミムシダマシ科全体としては似てない種が多い
- 動物の一覧
- 食材の一覧
- アーマード・コアVI ファイアーズ・オブ・ルビコン:同名で呼ばれる食用生物兵器が登場。→ミールワーム(ACVI)
- 3
- 0pt