許諾も使用料も必要なく、誰でも自由に滑れるフィギュアスケート作品《チャーリーに捧ぐ》が、7月1日、YouTubeに公開されました。この作品は、元オリンピアンで研究者の町田樹さんらによる「エチュードプロジェクト」の第一弾。バイエルやチェルニーの練習曲、あるいはショパン、シューマンなどの芸術性の高いエチュード作品のように、ひとつの技術や表現力をじっくり身につけるための作品だといいます。 音楽は口笛とハープによるプッチーニ「わたしのお父さん」。選曲から振付、模範演技まですべてを手がけた町田さんに、「エチュードプロジェクト」とこの作品に込めた思いについて聞きました。 ——5月3日にKOSÉ新横浜スケートセンターで行なわれた映像収録現場を拝見しましたが、口笛の響きとのびやかな町田さんの動きがぴたりと合っていてため息が出ました。 町田 嬉しいです。この作品は、トウループというジャンプの技術(空中での回