ロンドンの「ナショナル・ギャラリー」で、ゴッホの代表作「ひまわり」にトマトスープを投げ付けた環境団体の活動家(10月、イギリス・ロンドン) 「ひまわり」にはオレンジ色のスープがべっとりと付着。その場に跪き、「絵画を守ることと、命を守ることのどちらが大事なのか」などと訴えていた2人は、器物損壊などの疑いで逮捕された。環境団体は声明で、イギリス政府に対して化石燃料に関連する新しいプロジェクトの停止を求める行動の一環だったと説明している。
気候変動対策を話し合う国連の会議「COP27」が開かれる中、イタリアでは18日、環境活動家のグループが、アメリカのポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルの作品に、大量の小麦粉をふりかける騒ぎがありました。 イタリア北部のミラノで開かれていた、アンディ・ウォーホルの作品展で、18日、数人の環境活動家が、展示作品の1つで、カラフルな色に塗装されたスポーツカーに、大量の小麦粉をふりかけました。 会場で撮影された映像では、スポーツカーのボンネットなどが白く小麦粉にまみれ、環境活動家のメンバーが「生態系の危機が生じようとしている」などと口々に訴える様子が映っています。 そして、作品展の関係者に取り押さえられて会場から引きずり出されていました。 ヨーロッパでは、先月14日にロンドンで、ゴッホの代表作「ひまわり」に、トマトスープがかけられたほか、23日にはドイツで、クロード・モネの「積みわら」にマッシ
日本マクドナルド(東京都新宿区、以下:マクドナルド)は環境対策のため、2022年10月7日から全国の店舗を対象に「紙製ストロー」の提供を順次始めた。 大手チェーンで導入が相次ぐ紙製ストローだが、SNS上では反発の声が少なくない。中には紙製ストローを導入したものの、「飲みづらい」などの声を受け、取り扱いをやめたチェーンもあった。 成長予測の紙ストロー市場 マクドナルドは22年2月から横浜エリアの一部店舗で、プラスチック製のストローを紙製ストローに置き換え。10月7日からは対象を全国の店舗に拡げ、順次導入を進める。スプーンやフォークなどのカトラリーも木製に置き換え、年間約900トンのプラスチック削減を実現する。同社は「2025年末までに、すべてのお客様提供用パッケージ類を、再生可能な素材、リサイクル素材または認証された素材に変更する」という目標を掲げ、さらなる「脱プラ化」を進める方針だ。 近年
奈良県北西部の平群町。大阪府と接するこの町にメガソーラー(大規模太陽光発電)の建設が計画された。山の中腹48ヘクタールを造成して5万9500枚のソーラーパネルを敷きつめるというものだ。今年2月より工事が始まり、予定地の山腹に広がる里山林が全部伐採された。 この計画に反対していた平群町有志でつくる「平群のメガソーラーを考える会」は、4月に原告1000人近い訴訟を提起したものの、工事は進行し計画を止める法的な根拠はないも同然だった。 ところが6月23日、奈良県議会で議員よりこの問題について質問を受けた荒井正吾知事は、工事の停止を指示したことを明かした。現在、工事現場は完全にストップしている。 これは全国的にも珍しい、工事が始まったメガソーラーを都道府県レベルで止めた事例となるだろう。各地で頻発しているメガソーラー問題にとって一つの事例になるかもしれない。そこで、何が逆転をもたらしたのか報告しよ
沿岸に並ぶ高さ約130メートルの風車=秋田県潟上市天王で2022年5月30日午後4時3分、猪森万里夏撮影 再生可能エネルギー主力電源化実現の柱として、陸上、洋上ともに各地で導入の動きが進む風力発電。ビルにも匹敵する大きさ、さらにブレード(羽根)が回転するという特徴から、生活に欠かせないあるものに思わぬ影響を及ぼす可能性があるという。 画面にノイズ、映像見られず 日本海に面し、水田や果樹園が広がる秋田県潟上市。人口約3万2000人で、隣接する秋田市のベッドタウンでもある。両市にまたがる海岸沿いには、約10キロにわたって高さ約130メートルの風車が計39基並ぶ。「A―WIND ENERGY」(潟上市)が北側17基、「秋田潟上ウインドファーム合同会社」(同市)が南側22基を運営している。 2019年夏ごろ、沿岸部に住む住民から「テレビが映らない」という声が潟上市役所などに相次ぐようになった。…
室蘭市内で回収されたプラスチック製容器包装ごみ。今年3月末で分別収集をやめ、4月からは焼却処分されている=室蘭市提供 4月1日に施行された「プラスチック資源循環促進法(プラ新法)」。スプーンなど使い捨てプラの削減とともに、自治体にプラごみの分別収集やリサイクルを求める法律だが、施行と同時期にプラ製容器包装の分別収集・リサイクルをやめてしまった自治体がある。国の方針に逆行するようにも見えるが、その理由を探ると、プラリサイクルを推進できない地方都市共通の課題が見えてきた。【鈴木理之】 北海道の港湾拠点の一つ、室蘭市。鉄鋼業などで栄え、近年は工場夜景の町としても知られる。同市は15年余り続いたプラ製容器包装の分別収集を終了した。4月からは「燃やせるごみ」として収集し、焼却処分している。 同市環境課によると、家庭から出るプラ製容器包装は2006年から月1回、「資源ごみ」として収集してきた。対象は菓
フランス大統領選(第1回投票4月10日)に向けた世論調査で、環境政党「欧州エコロジー・緑の党」のヤニック・ジャド候補(54)の支持率が低迷している。フランスでは環境問題への意識が高く、緑の党の個別の政策は好感を持たれている。それが支持率に結びつかないのはなぜか。理由を探った。 「あなたは気候変動で何もしなかった大統領として名を残すでしょう」。仏東部ストラスブールの欧州議会で1月19日、欧州議員のジャド氏はマクロン大統領を批判した。フランスは2022年上半期の欧州連合(EU)議長国で、マクロン氏はこの日、フランスの主要政策について演説した。 国内では気候変動への関心が高く、仏紙ルモンドの世論調査によると、環境問題は有権者が大統領選で重視するテーマのうち新型コロナウイルス対策などに次いで4番目だ。緑の党が掲げる「週末の狩猟禁止」といった動物愛護政策や、オーガニック製品の免税なども高い支持を得て
雨が少ない影響で、びわ湖の水位はこの時期の平均を大きく下回る14年ぶりの低い水準になっていて、今後さらに低下し続けると渇水対策が必要になるおそれもあるとして国や滋賀県が状況を注視しています。 一方この影響でふだんは湖に沈んでいる明智光秀が築いた城跡の石垣などの遺跡が姿を現しています。 基準水位の-63cm 滋賀県ではことしの台風シーズンにまとまった雨がなく、10月も大津市の降水量は43ミリと平年の29%にとどまっています。 このためびわ湖の水位は15日午前6時現在で基準水位からマイナス63センチと、例年のこの時期の平均のマイナス36センチを大きく下回り、14年ぶりの低い水準となっています。 びわ湖の水位を調整している国土交通省琵琶湖河川事務所では、びわ湖から放流する水の量を現在は、下流域の生活に必要最低限となる毎秒15トンに抑えています。 びわ湖の水は滋賀県だけでなく大阪府や京都府、それに
気候変動対策を話し合う国際会議、COP26がイギリスで開催されるなか、環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが会場近くで行われたデモに参加しました。 環境活動家、グレタ・トゥーンべリさん:「人々や自然、そして地球からの搾取はもうたくさんだ。搾取をやめろ。ああだ、こうだ言うのはやめろ」 グレタさんは、温暖化対策が進まない現状を痛烈に批判しました。 「各国首脳らは、未来を深刻に考えているふりをしているだけだ。変化は会場の中では起きない」と集まった数百人の若者に訴えています。 1日の首脳会合では、脱炭素に向けた取り組みに各国の温度差が際立ちました。 岸田総理も参加する2日目の首脳会合に向けて、グレタさんが大きなプレッシャーをかけた形です。
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影響力がある人物を表紙に据えるなど、象徴的な表紙がなにかと話題を呼んできた、ファッション誌「ヴォーグ」。新たに創刊された「ヴォーグ・スカンジナビア」の表紙を飾ったのは、グレタ・トゥーンベリだった。彼女が他の人物と違うのは、誌面でファッション業界を批判したことだった。 ファッション誌でファストファッションを糾弾 スカンジナビアで2021年8月に創刊された、ファッション誌の「ヴォーグ・スカンジナビア」、その表紙を飾ったのはスウェーデンの若き環境活動家であるグレタ・トゥーンベリ(18)だった。 サステナビリティを訴え、「自然を愛する」という同誌の表紙では、大きなトレンチコートをまとったトゥーンベリが、森の中で馬と触れ合っている。 The fashion industry is a huge contributor to the climate-and ecological emergency,
鞆港の上空写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成1981年撮影であるが、現在とほぼ同じ。左上に途中まで建設されて延長計画が放棄[注 1]された道路が写っている。 南西側から見た鞆港。画面左半分の海岸沿いを埋立て、それより右に続く部分を架橋方式で県道バイパスを建設する計画。 鞆の浦埋立て架橋計画問題(とものうらうめたてかきょうけいかくもんだい)とは、広島県福山市鞆町にある県道バイパス建設計画の是非を巡る議論や論争である。 地元福山市は計画推進の意向であるが、2009年11月から広島県知事となった湯崎英彦は計画見直しを示唆、2016年2月に広島県は埋め立ての免許交付申請を取り下げる意向を示し、一連の訴訟が終結[1]。2012年6月には広島県当局が架橋計画の中止とともに山側にトンネルを掘削して道路整備を行う意向を固め、建設事業は事実上頓挫した。 鞆町の道路は
西インド洋の島国モーリシャス沖のサンゴ礁で2020年に起きた大型貨物船「わかしお」の重油流出事故は、25日で座礁から1年となる。流出した油1000トンの大半は回収されて青い海が戻ったが、現場の船体撤去は予定より大幅に遅れ、作業が進んでいない。 船は座礁後、前後二つに割れ、前方部は20年8月に沖合にえい航されて、沈めて処分された。船所有会社の親会社・長鋪(ながしき)汽船(岡山県)は後方部の撤去作業も今春までに完了させる計画だったが、資機材の調達に時間がかかり、作業開始は今年2月にずれ込んだ。だが気象条件の悪化などで3月中旬から作業を中断。9月にも再開させたい意向だが、完了時期は未定という。 わかしおの事故は、数万トン単位に及ぶ過去の大規模油漏れ事故と比べると流出量自体は少ないが、現地はサンゴ礁やマングローブ林などの宝庫で、自然への影響が懸念されてきた。地元の環境NGO「モーリシャス野生生物基
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