製鉄工程では、鉄鉱石、石炭などの搬送に加え、スラブ、ブルーム、ビレットといった半製品の輸送が発生するなど、鉄鋼生産には構内輸送が欠かせません。国内外の輸送船から降ろされた鉄鉱石、石炭などの原材料を貯蔵するヤードの管理にはじまり、高炉から出された溶銑・溶鋼や製鋼工場から出された鉄鋼半製品の構内鉄道による輸送。さらに工場から出された線材、コイル、厚板などの機関車輸送を司り、製品の入出庫管理業務までを行っています。ヤード、構内鉄道から出荷倉庫までにコンピュータによる一元管理システムを導入し、製品管理はもちろん、安全面、コスト面、そして環境負荷軽減までをITネットワークで統合コントロールしています。 神戸製鋼所の事業戦略の一つである電力事業。その電力卸供給(IPP)事業向けに石炭などの原料を輸送しています。その発電量は神戸市のピーク時の電力需要の70%をカバーし、地域社会を支える力となっています。