米失業保険の継続受給者数は、2021年11月以来およそ3年ぶりの高水準となった。一方、新規失業保険申請件数は小幅増にとどまった。 新規失業保険申請件数(1月18日終了週)は前週比6000件増加の22万3000件ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は22万件失業保険の継続受給者数(1月11日終了週)は189万9000人に増加エコノミスト予想の中央値は186万6000人前週は185万3000人(速報値185万9000人)に修正キーポイント 新規申請件数は新型コロナ禍前の平均近辺にとどまっており、労働市場が健全な兆候を示す。だが、継続受給者数の増加は、失業者の再就職が困難になっていることを示唆している。 ただ、週次のデータは振れやすく、季節的にこの時期は特にその傾向が強い。より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は小幅増の21万3500件となった。 1月18日終了週は1月の米雇用統計の調
