西頭 恒明 日経ビジネス副編集長 1989年4月日経BP社入社。「日経イベント」を経て、96年8月「日経ビジネス」編集部に異動。2008年10月日経ビジネス副編集長。2009年1月日経情報ストラテジー編集長。2012年1月より現職。 この著者の記事を見る
今年も様々なIT企業関連のニュースが世間を賑わせました。新規サービスが急速な成長を見せた2014年、各社の決算はどのようになっていたのでしょうか。 今回は、主要IT企業の2014年の決算書を集めました。今年話題に上がったものを中心にまとめたので、Web担当者の皆様は今年の流れを把握するためにも是非チェックしておきましょう。 SEO/広告 1.株式会社アイレップ http://www.irep.co.jp/ir/library/pdf/141107_kessansetsumei.pdf SEOやリスティングを主力とする株式会社アイレップが2014年7月に出した通期の決算資料です。 上期では前年比売上17%増加のみ込みだったものが一転して前年同期比28.4%減の4億円に下方修正されています。 新規事業への投資による影響が大きいとしていますが、大幅な下方修正という事態を受け、渡辺代表はご自身の役
グーグルは「両極端な企業」だというべきなのでしょう。記念碑的な成功もあれば、世紀の大失敗もあります。 革新的アイデアを生み出すには、成功だけでなく失敗も受け入れねばなりません。それどころか「失敗にも報酬を与えるべきなのだ」と、あるグーグルの開発者は語っていました。 自動走行するグーグルカーやグーグルグラスなど、グーグルが進めるプロジェクトの中でも特にクレイジーな研究開発に取り組んでいる「Google X Lab」のメンバーのひとりが、BBC のインタビューの中で、「失敗に対して、罰ではなく報酬を与えれば、社員たちは自らリスクをとるようになる」と語っています。 失敗した人にも報酬を与えるべきです。そうでなければ誰もリスクを取りたがらず、ブレイクスルーも起きません。失敗には報酬を与えないのだとしたら、社員たちは失敗を恐れるあまり、退屈なアイデアにしがみつくでしょう。それは時間の浪費であり、企業
数時間に及んだ柴田氏へのインタビューで浮かび上がった、「いい会社」になるための道筋を提示しよう。それは日本企業にありがちな問題点を整理して解決することでもある。自社に当てはまっていないか自問してみるとよい。柴田氏は支援活動から得られた知見として、「組織風土改革は企業の業績に直結する」と結論づけている。 柴田:組織風土の問題は何も日本だけの問題ではないのですが、日本はその問題が過剰に出やすいことを最初に認識しておくべきです。もともと持っている日本的な体質みたいなものですね。 一言でいえば、日本人は非常に周りを気にします。自分が思っていることをあまり口にしません。日本が他国に比べて仕事の生産性が低いといわれる理由の1つは、間違いなくそこにあります。では、課題を見てみましょう。 柴田語録(1)社長の操縦かんが利かない 大きなリーダーシップを取りにくいというのも日本的な特性です。細かい舵取りはでき
テクノロジーを「黎明期」から「生産性の安定期」まで成熟度ごとに5つの期に分けてハイプ曲線上に並べることで、さまざまなテクノロジーの現状を一覧する「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2013年」がガートナーから発表されました。 「黎明期」にはSoftware-Defined Networkingやマルチサイト仮想化データセンターなどが並び、「『過度な期待』のピーク期」には3Dプリンティング、ビッグデータ、クラウドERPなどが並んでいます。 ビッグデータは過度な期待、クラウドは幻滅期だが冷静に 注目すべきいくつかのポイントは、ビッグデータが「『過度な期待』のピーク期」にあること、クラウドコンピューティングが「幻滅期」にあること、などでしょう。 ビッグデータについては、ガートナーは次のように説明しています。 一般に取り上げられるビッグ・データは、流通・小売りにおける消費者の行動や嗜好に関
全社を挙げて開発体制をクラウドへシフト 日本マイクロソフト ジネスプラットフォーム統括本部 業務執行役員 統括本部長 梅田成二氏 「Windows Azure」などを提供する日本マイクロソフトでは、社内の開発体制をクラウドに大きくシフトしている。売り上げもクラウド関連が増えており、パソコンというより、もはやクラウド企業とさえいえる。「製品の信頼性や可用性、安全性が向上し、クラウドの活用が猛スピードで進んでいる。今後は基幹業務システムとの連携など、いわばハイブリッド型の企業システムが増えるだろう」と日本マイクロソフト ビジネスプラットフォーム統括本部 業務執行役員 統括本部長の梅田成二氏は語る。 クラウドが注目される中、どんな方針で臨んでいるか。 当社は「Windows Azure」などを開発してきたが、この動きが加速度的に進んでおり、製品の開発体制はいまやクラウドへと大きくシフトしている。
このところ米国でベンチャーキャピタル(以下「VC」)が集まるカンファレンスに参加したり、米VCとの協調投資案件がいくつか続いたりして、彼らの考え方や実情を色々アップデートする機会があった。 そこで改めて 「本当のところなぜ、米国だけに何度も世界規模の巨大なスタートアップが生まれてきたのか? なぜ日本にはGoogleのようなメガスタートアップは生まれないのか?」につき、私がふだん活動している東南アジアや、過去6年間働いた日本のVCでの経験とも照らし合わせ、考えてみた。 この議論は、今まで色々な人が色々な角度から論じてきたし、今回改めてそれらをひも解いて調べてみたりもした。 それらはどれもそれぞれに正しい面があるようにも思えるが、一方で正直どの説にもいまいち、しっくりと腹に落ちるものを見つけることが出来なかった。 ゆえに改めて、以下に自説を展開してみる事にした。 皆さんも同様に、もし以下の論に
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