グーグルは「両極端な企業」だというべきなのでしょう。記念碑的な成功もあれば、世紀の大失敗もあります。 革新的アイデアを生み出すには、成功だけでなく失敗も受け入れねばなりません。それどころか「失敗にも報酬を与えるべきなのだ」と、あるグーグルの開発者は語っていました。 自動走行するグーグルカーやグーグルグラスなど、グーグルが進めるプロジェクトの中でも特にクレイジーな研究開発に取り組んでいる「Google X Lab」のメンバーのひとりが、BBC のインタビューの中で、「失敗に対して、罰ではなく報酬を与えれば、社員たちは自らリスクをとるようになる」と語っています。 失敗した人にも報酬を与えるべきです。そうでなければ誰もリスクを取りたがらず、ブレイクスルーも起きません。失敗には報酬を与えないのだとしたら、社員たちは失敗を恐れるあまり、退屈なアイデアにしがみつくでしょう。それは時間の浪費であり、企業
