〈スピリチュアル〉のブームが続いています。 ためしにnoteに「スピリチュアル」と打ち込むと、いくつもこの概念を扱った記事が出てくるくらい。 そのなかには医学的な「スピリチュアルケア」や「スピリチュアルペイン」といった言葉に関するものもあるようですが、多くはもっと「非科学的」な分野に関する記事です。 なぜ、ひとは〈宗教〉にしろ〈オカルト〉にしろ〈スピリチュアル〉にしろ、UFOだ天使だ幽霊だ占いだとこうも「非科学的」な分野に惹かれるのでしょうか。以下、この興味深い問題について少し考えてみたいと思います。 ①「あいつらは愚かだから」論の陥穽 〈スピリチュアル〉ないし名詞の〈スピリチュアリティ〉について考えるとき、ぼくはどうしても批判的な立場に立ってしまう自分に気づきます。 何といってもぼくはいちおうは科学の論理を信奉する人間であり、その種の「非科学的」な言説に対しては、どうしたって怪しげなしろ
![宗教、オカルトからスピリチュアルまで。なぜ、ひとは非科学の世界にハマってしまうのか。|海燕(オタクWebライター)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3044ffa871119429bc3cd009fa828bb7cff9176/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffanyv88.com%3A443%2Fhttps%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F173446072%2Frectangle_large_type_2_85ee4b2614a078090e00b010be5d0769.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)