震災20年:神戸市立図書館が震災関連資料室をリニューアル 2015年1月4日,神戸市立図書館(兵庫県)では神戸市の「震災20年継承・発信事業」の一環として,中央図書館にある「震災関連資料室」の展示内容を一新した。 1.震災20年継承・発信事業 神戸市では,1995年に発生した阪神・淡路大震災の未経験者の割合が4割を超えるなど,震災への市民意識の低下が危惧されている。そこで,2015年1月17日に震災から20年の節目を迎えるのを機に,今年度は(1)震災の経験や教訓の継承と発信,(2)「貢献する都市としての神戸」の意識の醸成と定着,活動の展開,の2つをコンセプトとした「震災20年継承・発信事業」を実施した。 2.「震災関連資料室」と「1.17文庫」 阪神・淡路大震災により神戸市立中央図書館の旧館は半壊したため,1997年6月に2号館として建替えて開館し,3階に「震災関連資料室」が設置された。