台風19号で地下部分が浸水した川崎市市民ミュージアム(同市中原区)で、地下にある所蔵品を収めた九つの収蔵庫すべてが浸水被害を受けていたことが明らかになった。18日、市が会見で発表した。 同ミュージア…
ホーム 雨宮処凛がゆく! 第453回:「小田原ジャンパー事件」、その後〜「誰もやりたがらない仕事」から、「もっともやりがいのある仕事」へ。の巻(雨宮処凛) 歴史的な、記念すべき集会だった。 その日、何人もからそんな声をかけられた。私もまったく同じ思いだった。貧困問題にかかわり始めてから12年。こんな日が来るなんて、望んではいたけど「無理だろう」となかば諦めてもいた。 その「記念すべき」集会とは、7月14日に開催された「生活保護行政は変えられる! 〜小田原市などの取り組みから〜」。 昨年1月、小田原市の生活保護ケースワーカーらが「保護なめんな」などと書かれたジャンパーを着用していたことが大きく報じられ、批判を浴びた。この連載(第403回)でも書いたように、私は「生活保護問題対策全国会議」の一員として2017年1月24日、小田原市に申し入れをし、再発防止のための意見交換をした。 07年、生活保
横浜市神奈川区の大口病院(横浜はじめ病院に改称)で2016年9月、入院患者2人が相次いで中毒死した事件で、うち1人の男性(当時88)を殺害したとして、神奈川県警は7日、病院の看護師だった久保木愛弓(あゆみ)容疑者(31)=横浜市鶴見区=を殺人容疑で逮捕し、発表した。捜査関係者によると、久保木容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、2人とも消毒液を体内に混入させて殺害したことを認めたという。 久保木容疑者は「他の入院患者の体内にも消毒液を入れた。20人ぐらいやった」とも供述。動機については「自分が勤務のときに亡くなると、家族への説明が面倒だった」などと説明したという。県警は2人を含む計4人の患者の体内から消毒液の成分を検出しているといい、慎重に解明を進める。 神奈川署特別捜査本部によると、逮捕容疑は16年9月18日、西川惣蔵(そうぞう)さん=横浜市青葉区=の体内に何らかの方法で消毒液を混入させ、殺害
群馬県高崎市の県立公園にある朝鮮人労働者の追悼碑の設置期間更新を県が許可しなかったのは違法として、管理する市民団体が不許可処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、前橋地裁(塩田直也裁判長)は14日、「裁量権の逸脱があった」と認め処分を取り消した。 原告側が年に1度、碑の前で開いた式典で、出席者が戦時中の朝鮮人動員を「強制連行」と述べたことなどが、建立許可の際に県が付けた「政治的行事を行わない」との条件に違反するかどうかが主な争点だった。判決は一部式典が条件違反と認めたが、憩いの場としての公園の役割は失われなかったとして「裁量権の逸脱があり違法」と結論付けた。
今月23日に噴火した群馬県の草津白根山では、新しくできた火口と見られる穴が複数あることが、人工衛星の画像の解析からわかりました。火山の専門家は、「火口ができたと見られる範囲が広いため、今後の活動を注意深く監視する必要がある」と指摘しています。 その結果、噴火が発生した本白根山の鏡池周辺では、複数の穴がほぼ東西方向におよそ220メートルにわたって連続して並んでいることがわかりました。 穴の列は、鏡池の北およそ500メートルのところにあり、直径は10メートルから15メートルほどで、2年前に撮影された画像には映っていないことから、新しくできた火口と見られるということです。 さらに、この穴の列がある場所から、谷を挟んで西に300メートルほど離れたところにも火口と見られる穴が1つあるのが確認されました。この穴がある場所は、スキー場のリフトから100メートルほどしか離れていないということです。 これに
印象派や現代アートなど約1千点の幅広いコレクションで知られるDIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)が、安土桃山時代の絵師・長谷川等伯作の国の重要文化財を含む日本画の名品を、すべて譲渡(売却)する方針を決めたことが15日、わかった。同館は「新たな収集方針の策定に伴うもの」と説明している。 同館の日本画作品は、等伯や尾形光琳の近世絵画、横山大観や上村松園らの近代日本画など約20点ある。いずれも名品ぞろいで来館者の人気も高かったが、昨年12月に公開を終了。今後、国内の美術館や博物館、個人に全点を譲渡する。 これらの作品の中で最も貴重とされているのが、国の重文に指定されている等伯の「烏鷺(うろ)図屛風(びょうぶ)」だ。縦約150センチ、横約350センチの左右一つの屛風は、左の黒い烏(からす)と右の白い鷺(さぎ)の対照が見事な晩年期の傑作で、同館最初の所蔵作品だった。 文化財保護法は文化財の所有者が変
東京都八王子市の女性(23)が行方不明になり、神奈川県座間市にある職業不詳の20代の男の自宅アパートから切断された複数の遺体が見つかった事件で、部屋から9人の遺体が見つかったことが31日、捜査関係者への取材で分かった。捜査1課は同日、死体遺棄容疑でこの部屋に住む白石隆浩容疑者(27)=座間市緑ケ丘=を逮捕した。 捜査1課によると、白石容疑者は「私が殺害した遺体を証拠隠滅しようとしたことに間違いありません」と容疑を認めている。 捜査1課は、白石容疑者と女性は自殺サイトを通じて知り合ったとみている。同課は見つかった多数の遺体について死亡の経緯を詳しく調べる。
ヘイトスピーチを繰り返してきた男性らによってデモが予告され、路上で抗議する崔江以子さん(中央)ら=川崎市中原区で2017年7月16日、後藤由耶撮影 在日コリアンへの憎悪をあおるヘイトスピーチデモを主催し、横浜地方法務局から繰り返さないよう勧告を受けていた男性らが16日午前、川崎市中原区でデモを行った。男性は昨年6月にもデモを強行したが、警察の説得などで中止に追い込まれ、ブログで再度のデモ実施を予告していた。現地にはデモに抗議する市民ら数百人が集まり、「ヘイトデモ中止」と声を上げた。 デモを呼びかけた男性は2013年以降、川崎市内で10回以上ヘイトデモを実施。15年以降は民族浄化を想起させる「川崎発日本浄化デモ」と題し、同市川崎区臨海部の在日コリアンの集住地域、桜本地区を標的に「ゴキブリ朝鮮人は出て行け」「じわじわと真綿で首絞めてやる」などヘイトスピーチを繰り返してきた。極右政治団体「日本第
行財政専門情報サービス 全国の新聞社43社と共同通信社が提供する行財政ニュースサービスです。中央省庁や多くの自治体でご利用いただいています。 日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の作業員被ばく事故で、肺から2万2千ベクレルの放射性物質プルトニウムが計測された50代の男性職員について、機構がこの計測値を基に、男性職員が体内に取り込んだ放射性物質の総量を36万ベクレルと推計したことが8日、機構への取材で分かった。 前例のない高レベルの内部被ばくをしており、機構などは、長期的な健康影響につながるかどうか調べる。 機構によると、男性職員は、肺で2万2千ベクレルが測定されていることから、放射性物質は鼻から気管支を経て、血液に入り込み、内臓や骨にも取り込まれた可能性があると推定される。
茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで、ウランとプルトニウムが入った保管容器から放射性物質が漏れた事故で、原子力機構は7日、5人の作業員のうち4人の肺から放射性物質が検出され、内部被曝(ひばく)したと発表した。50代の男性職員からは、2万2千ベクレルのプルトニウムが検出された。現時点の推計では1年間に1・2シーベルト、50年で12シーベルトの内部被曝をする値で、過去にこれほどの内部被曝をした例は、国内ではないという。原子力機構は「将来、健康被害が出る可能性があり、長期的に経過を観察しなければならない」としている。 原子力機構によると、20~40代の3人の肺からも容器内の放射性物質が検出された。残りの40代の1人も内部被曝した可能性が高いという。5人は体内に入った放射性物質の排出を促す薬剤の点滴を受け、7日午前に、千葉市の放射線医学総合研究所に搬送された。放医研で正確な内
森友疑惑、加計疑惑で炎上中の安倍首相に追い打ちをかける「ポスト加計疑惑」が本格浮上しそうだ。これは一部事情通の間では以前から「公然の秘密」だった。(アクセスジャーナル・メルマガ版) ※本記事は有料メルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2017年6月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。 プロフィール:山岡俊介(やまおか しゅんすけ) 1959年生まれ、愛媛県出身。神奈川大学法学部卒。零細編集プロダクションに2年半在籍し、29歳で独立。91年『週刊大衆』の専属記者を務めながら『噂の真相』『財界展望』などを中心に記事執筆。主な著書に『誰も書かなかったアムウェイ』『アムウェイ商法を告発する』(以上、あっぷる出版社)、『銀バエ実録武富士盗聴事件』(創出版)、『福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実』(双葉社)な
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先月26日、千葉県我孫子市の排水路脇でベトナム国籍の小学3年生の女の子が殺害されているのが見つかった事件で、警察は、近くに住む40代の男を遺体を遺棄した疑いで逮捕しました。捜査関係者によりますと、現場の遺留物のDNAの型が男のものと一致したということで警察は、事件のいきさつなどを詳しく調べる方針です。 その結果、現場の遺留物のDNAの型が近くに住む40代の男のものと一致したことなどから、遺体を遺棄した疑いで逮捕しました。 これまでの調べで、女の子は遺体で見つかる2日前の先月24日に登校するため自宅を出たあと行方がわからなくなり、遺体の発見現場からおよそ20キロ離れた千葉県と茨城県の境を流れる利根川の河川敷では、女の子のランドセルや身につけていたと見られる衣服などが見つかっていました。 警察は男の取り調べを進め、女の子との面識の有無や、事件のいきさつなどを詳しく調べる方針です。 警察によりま
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神奈川県小田原市の職員らが、生活保護の不正受給は許さないという趣旨の文言が書かれたジャンパーを着て受給者の家庭を訪問していた問題で、職員らは、ほかにも同じような文言が入ったワイシャツやマグカップなどを作っていたことがわかり、市は不適切だとして、再発防止策を検討しています。 この問題は、小田原市で、生活保護受給者の支援を担当する職員らが「生活保護悪撲滅チーム」という言葉をローマ字で表したという「SHAT」や、「不正受給をしようとする人間はカスだ」という趣旨の英語が書かれたジャンパーなどを着て業務にあたっていたものです。 この問題について、小田原市は9日会見し、これまでの調査結果を公表しました。 それによりますと、職員らはほかにも同じような文言が入ったワイシャツ、フリース、携帯電話のストラップ、マグカップ、パソコンのマウスパッド、Tシャツ、ボールペンをつくっていたということです。 業務中に職員
生活保護を受給している人たちの支援にあたっている、神奈川県小田原市の職員らが、不正受給は許さないという趣旨の文言が書かれたジャンパーを着て、受給者の家庭を訪問をしていたことがわかりました。市は「不適切だった」として着用を禁止するとともに、上司らを厳重注意としました。 ジャンパーにはローマ字で「保護なめんな」と書いたエンブレムがプリントされているほか、英語で「不正受給は許さない」という趣旨の文言が書かれています。 このジャンパーはもともと、職場の連帯感を高めるため10年前の平成19年に有志の職員によって作られ、職場で着用されていましたが、その後、一部の職員が受給者の家庭を回って支援に関する相談に応じる際などにも着ていたということです。 小田原市は「市民の誤解を招きかねないうえ、品位を欠いた表現で不適切だった」として、ジャンパーの着用を禁止するとともに、上司ら7人を厳重注意としました。 小田原
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