ホーム 雨宮処凛がゆく! 第453回:「小田原ジャンパー事件」、その後〜「誰もやりたがらない仕事」から、「もっともやりがいのある仕事」へ。の巻(雨宮処凛) 歴史的な、記念すべき集会だった。 その日、何人もからそんな声をかけられた。私もまったく同じ思いだった。貧困問題にかかわり始めてから12年。こんな日が来るなんて、望んではいたけど「無理だろう」となかば諦めてもいた。 その「記念すべき」集会とは、7月14日に開催された「生活保護行政は変えられる! 〜小田原市などの取り組みから〜」。 昨年1月、小田原市の生活保護ケースワーカーらが「保護なめんな」などと書かれたジャンパーを着用していたことが大きく報じられ、批判を浴びた。この連載(第403回)でも書いたように、私は「生活保護問題対策全国会議」の一員として2017年1月24日、小田原市に申し入れをし、再発防止のための意見交換をした。 07年、生活保
