土器(パレット)片の内側に付着した葉と黒い漆の塊=東京都東村山市 【大脇和明】「縄文の漆(うるし)の里」と呼ばれる東京都東村山市の下宅部(しもやけべ)遺跡で、広葉樹の葉を「ふた」に使った約4千年前のパレット(漆液容器)が見つかった。同市教育委員会の調査で29日わかった。漆液を良好に保つためのふたには奈良時代から近年まで和紙が使われたが、それ以前の使用方法がわかる遺物発見は国内で初めて。 発見されたパレットは、直径が約10センチ、高さ約3センチの浅い碗(わん)形で、縄文時代後期中ごろ(約4千年〜3600年前)の土器。 内面の亀裂などに赤色顔料が残存し、口縁部に黒色漆の断片が確認できたことから、赤色漆用の容器として使われた後、黒色漆用の容器に使用されたとわかった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら
和歌の一部が書かれた瓦の破片。後ろは文字を赤くなぞって示した写真=27日、奈良県斑鳩町、竹花徹朗撮影 【松山尚幹、西山良太】聖徳太子の建立とされる奈良県斑鳩(いかるが)町の尼寺、中宮寺(ちゅうぐうじ)跡(国史跡、飛鳥時代)で、古今和歌集の有名な和歌が刻まれた瓦が見つかった。町教委が27日、発掘調査報告書で明らかにした。この和歌が書かれた木簡などは30例以上確認されているが、瓦では2例目。今回は7世紀中頃〜後半のものとみられ、最古級となる。 瓦は長さ12センチ、幅10・2センチ、厚さ1・6センチの平瓦。漢字1字で1音を表す万葉仮名(まんようがな)で「ツ尓佐久(つにさく)(移〈や〉?)己(こ)」の6文字が側面に刻まれていた。瓦を焼く前にへらで削ったらしい。古今和歌集の選者の1人、紀貫之が初心者の手習いの手本として、仮名序(905年)に引用した「難波津(なにはつ)に咲くやこの花冬ごもり今は春
奈良盆地を縦断する3つの古代道の一つ「中ツ道」の路面の跡が天理市で見つかったと、奈良県立橿原考古学研究所がきのう(2013年5月11日)発表しました。去年、側溝が出土していますが、中ツ道の道路面の発見は初めてとのこと。 地面をまず平らにして、その上に砂と土をまぜた「アスファルト(比喩です)」で舗装していたのだそうです。 朝日新聞では記事のほか動画を配信しています。 ちなみに去年の発掘はこちら =朝日新聞 『古代道路の謎』がスマッシュヒット中、ナイスなタイミングでの発見ですね。なお3つの街道のうちもっとも重要なのは、平城京の朱雀大路に直結する「下ツ道」です。エントリーの最後に、近江さんの昨年刊行の著書のちょい書評あります。あと「下ツ道」についてちょっと。 古代道路の謎―-奈良時代の巨大国家プロジェクト(祥伝社新書316) 近江 俊秀 祥伝社 2013-04-01 売り上げランキング : 94
恐竜図鑑に、おさないころは心をうばわれた。ステゴサウルスやティラノサウルスの姿に、胸をおどらせたことがある。そういう想い出のある人は、すくなくないだろう。私も、人なみに、恐竜がらみの絵本などを、読みふけったものである。 だが、そこそこに科学がわかってくると、それらの恐竜図をうたがうようにもなる。恐竜たちは、大昔に絶滅した。今はひとつも生きのこっていない。現代人がうかがえるのは、化石となった骨だけである。そんな骨から、どうしてあの姿形がえがけるのか、と。 まあ、全体的なかまえは、骨がそろえばおしはかれよう。しかし、皮膚の色は、そういうわけにもいかない。赤いのか青いのか、それとも他の色か。骨からは外皮の様子が、うかがえない。なのに、図鑑はそれぞれの恐竜に、なんらかの色をあてがっている。いったい、あの色は誰がどうやってきめたのか。そんな疑問を、少年なりにいだきだしたのである。 まだある。ある恐竜
(CNN) およそ2000年前に建設されたといわれる中米の古代都市テオティワカン。メキシコの人気観光地でもあるその遺跡を発掘調査している考古学チームが、小型ロボットを使って神殿の下に隠されていた3つの部屋を発見した。メキシコ国立歴史考古学研究所(INAH)が明らかにした。 テオティワカンの神殿は、当時信仰されていた神「ケツァルコアトル」(「羽毛のある蛇」の意味)がまつられている。神殿の下のトンネルは非常に狭く、最後まで発掘されずに残っていた。 INAHなどの調査団は、ロボットシステム「トラロックII―TC」を使ってこのトンネルを調査した。システムは3段階式で、重さ約35キロ、高さ45センチの台車は、半径5メートル以内の地形を調べるスキャナーとビデオカメラを搭載。これを使ってトンネルの形や深さを調べた。 この台車に積まれた昆虫ロボットは全長40センチ。赤外線カメラを使って障害物をよけながら、
荒神谷遺跡で見つかった銅鐸と銅矛。出土した状態でレプリカが公開されている=島根県出雲市(写真:産経新聞) 朝鮮半島などから土地を引き寄せて島根半島が出来上がったという「国引き神話」、オオクニヌシノミコトによる「国造り」に続く天照大御神(あまてらすおおみかみ)への「国譲り」…。日本誕生にまつわる数々の神話に彩られた神の国・出雲。実は考古学界では数十年前まで「神話だけの世界で実証性に乏しい」と軽視され続けた。昭和59年の荒神谷(こうじんだに)遺跡(島根県出雲市)での大量の銅剣や銅鐸(どうたく)発見で「出雲王朝論」が唱えられても、関西の学者たちは「大和勢力(畿内)が『僻地(へきち)』の出雲に埋めた」と主張。「出雲VS大和」は、古代だけでなく考古学界でもし烈な火花を散らした。5月10日は出雲大社の大遷宮。出雲神話が再び熱い。(小畑三秋) ■論争ヒートアップ 「荒神谷の発見は、出雲に巨大勢力の存
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オーストラリア・アボリジニ保護区アーネムランド(Arnhem Land)の岩窟住居で南クイーンズランド大学(University of Southern Queensland)の考古学チームが発見した2万8000年前の岩石画の破片(2012年6月18日提供)。(c)AFP/HO/UNIVERSITY OF SOUTHERN QUEENSLAND/PROFESSOR BRYCE BARKER 【4月25日 AFP】オーストラリアには約5万年前、最初に1000~3000人の先住民が定住し、その後、人口は氷河期に激減した後、約500年前に回復してピークの120万人前後に達したとする論文が、24日の英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に掲載された。 オーストラリアの初期における人口の推定は、欧州による植民地化がオーストラリアの先住
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