治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 先月、こんな記事 を書きました。期待感を持ってはいましたが、結局、現時点で起きていることはこんな感じです。 ○ 第二回投票ではウアタラ候補がかなりの差を付けて勝ったと思われる。 ○ ただ、それを事前に察知したバグボ現大統領が結果の公表を徹底的に邪魔した。 ○ バグボは最終的に自分に近い人間で占められている憲法評議会に自分の当選を宣言させ、しかも、勝手にバグボが就任宣誓をした。 ○ これに対抗して、ウアタラも自分が大統領就任を宣誓した。 もう泣けてきます。一番分かりやすいダメダメシナリオです。なお、フランスはウアタラ当選を認め、さっさとバグボは引けと言わんばかりの姿勢です。かつ、欧米諸国やアフリカ連合はウアタラ当選を認めているようです。た
在コートジボワール大使・岡村善文・のブログです。 西アフリカの社会や文化を、外交官の生活の中から実況中継します。 昨日(12月3日)は、天皇誕生日の祝賀会の日である。いや、祝賀会の日であった。もちろん、このような緊張の中で、開催できるわけはない。涙をのんで、中止した。中止に至る経緯と、私の思い悩みについては、また別の機会に書くことにしよう。ただ、これから書く昨日の動きの叙述は、そういう予定の日であったということを、踏まえている。 一昨日(12月2日)の夕刻に、バカヨコ選挙管理委員長が、避難先のホテルで、「ウワタラ候補当選」を宣言した。その夜に、ヌドレ憲法院長がテレビに出て、その宣言は間違いで、「憲法院が結果を発表する」と述べた。憲法院の結果発表は、「数時間以内に」と言ったけれど、結局翌朝までは、何も出なかった。 火曜日(11月30日)に新たな大統領令が出され、夜間外出禁止令は、来週月曜日(
ワタラ氏支持者の抗議活動=ロイター アフリカ西部コートジボワールで10年ぶりに行われた大統領選で、同国憲法評議会は3日、現職バグボ氏(65)が再選されたと発表した。中央選挙管理委員会が2日に野党候補の当選を発表したが、選挙結果を最終認定する同評議会が「一部で不正があった」として覆した。バグボ氏は4日、就任を宣誓した。野党側は反発している。 大統領選は10月の第1回投票で決まらず、11月28日にバグボ氏と、野党・共和連合を率いるワタラ元首相(67)の上位2氏による決選投票があった。選管は2日、得票率54%だったワタラ氏の当選を発表した。 ところが同評議会は3日、ワタラ氏の地盤で不正投票があったとして、7選挙区分の開票結果を無効にした。このためワタラ氏の得票率は49%に減り、逆に同51%に増えたバグボ氏の当選が決まった。 評議会はバグボ氏寄りの姿勢で知られ、ワタラ陣営は反発している。ソ
女性の股下から上を見上げてニンマリするイタリアのベルルスコーニ首相。本誌日本版11月24日号の大胆な表紙には笑ってしまいました。表紙のタイトルは、「イタリア男の本性」。 いやあ、大胆不敵なデザインですね。イタリア大使館から抗議は来ないのだろうか。 いやいや、イタリア人なら、こんなことでは抗議するわけはないだろう。おおらかなんだから。 特集記事のひとつは「SEXと政治とイタリア男」。中身を見ると、イタリアのテレビは、夜も早い段階からポルノもどきの番組がいっぱいなんだそうです。 でもねえ、大晦日の紅白歌合戦の裏で「野球拳」で負けた女性が下着を一枚一枚脱ぐという番組を流していた国もあるのですよ。イタリアのテレビはひどいよね、なんて他人事みたいに言えないではありませんか。 特集記事は、イタリアの女性の社会進出が進んでいない現状を告発します。イタリアの女性の就労率はヨーロッパの中では低く、賃金格差も
【ロンドン=是枝智】英国のオズボーン財務相は20日、一般歳出を2011〜14年度に計810億ポンド(約10・3兆円)を削減し、公務員を約49万人(全体の約8%相当)減らすことを盛り込んだ財政に関する報告書「歳出再評価」を議会で発表した。 6月に公表した財政再建策のうち、歳出削減の詳細を明らかにしたもので、戦後最大規模の歳出カットとなる。 再建策は無駄な支出見直しを柱に据えた。公務員給与の引き上げを2年間凍結し、人員削減も含め、中央省庁の行政経費を4年間で約3分の1、計59億ポンド(約7600億円)を減らす。福祉関連では、13年1月から高額所得者向けの子ども手当を廃止し、年25億ポンドを浮かせる。発表に先立ち、19日にはキャメロン首相が、国防費を14年度までに8%減らすことも表明した。
先ごろ、イランに対して高性能対空ミサイルシステム「S300」を含む大型武器を供与することを中止したロシア。しかしその一方で、核大国を目指すもう一つの国に力を貸そうとしているらしい。その国とはベネズエラだ。ロイターは次のように報じている。 ロシアはベネズエラで初の原子力発電所の建設に協力することに合意した。ベネズエラはロシアから戦車なども購入する一方で、16億ドル近くの石油資源を売り渡す見通しだ。アメリカが世界で幅を利かせていることに反発するロシアは、似たような姿勢をとっているベネズエラのチャベス大統領との関係を強めている。 今回の合意は、10月15日にモスクワで行われたロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領とベネズエラのウゴ・チャベス大統領の会談の直後に発表された。ベネズエラがこの調子で核開発に力を入れていけば、かつてのイラクのような存在になれるかもしれない。 ベネズエラが原発建設へ乗り
【ロンドン=伊東和貴】ノーベル平和賞が中国の人権活動家、劉暁波(リウ・シアオポー)氏に決まったことを巡って、中国がノルウェーへの「制裁」措置を次々と繰り出している。訪中したノルウェーの閣僚と中国政府高官の会合を取りやめたのに続き、12日には、北京で来月催されるノルウェー人歌手のミュージカルを中止に追い込んだ。制裁が文化交流にまで発展した形だ。 このミュージカルは「ある晴れた夜」と題し、ウェブサイトによると、肺の難病を抱えたノルウェー人マラソンランナーと足の不自由な中国人男性の友情を描いている。実話に基づく物語で2005年にも中国で上演され、今年は11月1、2日に北京で予定されていた。ノルウェーの著名な歌手に加え、中国のオーケストラやダンサーも演じることになっていた。 ミュージカルの作曲者は「中止は(劉氏への)平和賞に対する罰で、ノルウェー人は中国で演じてはいけないと(中国当局に)言われ
On Monday, October 4th, a large reservoir filled with toxic red sludge in western Hungary ruptured, releasing approximately 700,000 cubic meters (185 million gallons) of stinking caustic mud, which killed many animals, at least four people, and injured over 120 - many with chemical burns. The 12-foot-high flood of sludge inundated several towns, sweeping cars off the road as it flowed into the nea
鈴木宗男衆院外務委員長は5日、自身のブログで、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンに誘拐され、4日に解放されたフリージャーナリスト、常岡浩介さん(41)と在アフガニスタン日本大使館で面会していたことを明らかにした。 鈴木氏はブログで、常岡さんの解放について、「カルザイ大統領の尽力によるもので、心から感謝申し上げる」とし、常岡さんに会った印象を「とても元気そうなお姿に安心した」と記している。 さらにブログで、「常岡さんによると、拉致されてからも食事は3度あたり、暴力はふるわれなかったとのことである。ただ、一番辛かったのは5月29日、現地人がスパイ容疑で捕まり、その2日後に処刑されたときだったそうだ。その時は常岡さんも、『自分はどうなるのか』と不安で一杯だったそうだ」とした。 「常岡さんを誘拐したのはビズビ・イスラミという軍閥の一つであるとのことだ。ただ、常岡さんと接していた兵士は好意的で、
フランスのニコラ・サルコジ大統領は、移動型民族ジプシーを弾圧して世論ウケをねらうというヨーロッパの伝統的政治手法をフル活用しているようだ。8月18日付けのウォールストリート・ジャーナルは次のように伝える。 過去3週間、51カ所の不法キャンプから強制排除された東欧出身のロマを含むジプシーたちは、フランス国籍を持つ者も含めて8月19日から強制送還される予定だ。キャンプから追い出された人々のうち、不法滞在の約700人は、中東欧の母国に帰されるという。 7月にはフランス中部のサンテニャンで、検問で止まらなかった22歳のジプシーが射殺された。怒ったジプシーたちは斧や鉄棒で武装して木を倒し信号を壊し、車に火を放ってパン屋や警察署に押し入った。 サルコジが、ジプシーの不法キャンプ撤去を決めたのは2週間後の7月28日だ。移民が警官を殺そうとして有罪になった場合は、フランス国籍を剥奪することも提案している。
【パリ福原直樹】フランスのサルコジ政権が、国内を放浪する民族ロマや「非定住者」への圧力を強めている。一部の非定住者が今月、暴動を起こしたのがきっかけで、仏政府は28日、ロマらの違法キャンプを撤去するなどの方針を決めた。だが長い間、差別されてきた人々への強権発動は、国際社会や人権団体から大きな反発を招いている。 仏中部の町で18日、非定住者50人が、警察署や商店を襲撃したり、駐車車両を燃やす暴動が発生した。その数日前、近くを車で通行中の非定住者の男性(22)が警察の検問を無視して逃走、警官に射殺されており、暴動はこれに対する報復とみられている。 サルコジ大統領は28日、緊急の閣僚会議を招集し、▽ロマを中心とした300カ所の違法キャンプの撤去▽国外から来たロマが罪を犯した場合、即時の強制送還▽非定住者の納税状況の調査--などの方針を決めた。大統領府は、ロマをより簡易に国外追放できる法案を年内に
【パリ福原直樹】フランスのサルコジ政権は6日、国内を放浪する外国籍のロマや仏国籍の非定住者が住む違法キャンプ300カ所の撤去を開始した。この日は、中部サンテティエンヌ市の違法キャンプで撤去が行われ、滞在許可などを持たないロマ約50人に国外退去命令が出された。 仏では7月、検問を突破した非定住者の男性(22)を警官が射殺したのを機に非定住者の暴動が発生。サルコジ政権は▽違法キャンプ撤去▽国外から来たロマが罪を犯したら即時強制送還▽非定住者の納税状況調査--などを決めていた。 仏の世論調査では8割がこの措置を認め、人権団体は、「人権侵害」と批判している。
ちょうど3年前の5月、休みを利用してイランの友人を訪ねた。着陸直前になると、お決まりの機内アナウンスが。「女性の方はヘジャブ(ヘッドスカーフ)を着用してください」 うっとうしいけど仕方ない。郷に入れば郷に従え。日本でストールとして使う1枚をかぶった。 1週間の滞在中は友人宅に居候させてもらった。彼女は20代後半。おしゃれしたい女心はどこも同じ。色やデザインの違う、何十枚もあるヘジャブの中から、その日の服装に合う1枚を選ぶ。本当は前髪を出しちゃいけないのだが、ゆるめにかぶってできるだけ前髪を出す。 でも出かける前には母親のチェックが入る。彼女のママさんは、どちらかというと保守的。「ちょっと派手すぎるんじゃない?」と、着替えさせられた日もあった。ママさん自身の考えもあるが、娘が外で「服装の乱れ」で風紀警察に注意されないように、という心配もあった。 ママさんは服装もヘジャブも地味めで、髪も一切見
フランスに亡命アフガニスタン人などが増えたせいか、いわゆるブルカという全身を隠して目のところが網目になっている服を着ている女性がたまに見られるようになった。その他に、サウジ・アラビア風の全身真っ黒のものとか、イスラム系女性が外で身にまとうものはいろいろあるのだが、フランスでは、顔を含めて全身を隠すものをブルカと総称し、これを公道で来て歩くことを制限する法律を作るかどうかでいろいろもめている。 少し前の学校における「イスラムスカーフ禁止法」が、イスラムを特定しないように、あらゆる宗教のシンボルの目立つものは禁止と言い換えたように、宗教と結びつけた抑圧と取られるのはいかがなものかという考えもある。 私も、どちらかといえば、もぐらたたきみたいに法律を作るよりも、ケース・バイ・ケースで、ある女性の全身ヴェールが、どういう力関係によって決められているのかをチェックして、セクト禁止法や女性差別に関する
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