1兆2000億円が余裕資金=鉄道運輸機構、返納求める−検査院 1兆2000億円が余裕資金=鉄道運輸機構、返納求める−検査院 旧国鉄の権利義務を継承した独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」(横浜市)の特例業務勘定にある資金のうち、1兆2000億円は余裕資金であることが24日、会計検査院の試算で分かった。資金を有効活用するため、同院は国庫返納が可能な制度に改めるよう所管する国土交通省に求めた。 検査院の指摘金額としては最大規模。同資金をめぐっては、4月の政府行政刷新会議の事業仕分けで、1兆4000億円の返納が必要と指摘されており、検査院が旧国鉄職員への年金支給などを行う機構の特例業務勘定について、2003〜09年度の財務状況を検査していた。 その結果、長期貸付金の償還額が年金追加費用を上回る見込みであることが判明。09年度末時点で同勘定にあった1兆4500億円のうち、物価上昇リス