<地方議会の活性化>多様な人々との交わり(意見交換)には、広い場所が必要となる。
2025年03月28日



<地方議会の活性化>多様な人々との交わり(意見交換)には、広い場所が必要となる。
第9回全国自治体議会改革推進シンポジウムのテーマは、
「議会改革の推進と女性や若者等多様な人材の活躍」
でした。これを読み変えると広く門戸を開くことにも読めます。地方議会は、"成り手不足"が問題視されていますが、果たしてそうだろうか?、と言う新たな提言の話しです。
大山礼子名誉教授によると、
「今の地方議会議員を支持する団体や地域からは、もう新たな人材は生まれにくい。これまでのように地域代表の発想で、定員を少なくすることより、多様な人材(女性、若者、移住者、等)が参画しやすいように、逆に門戸を広くすべき」
との話がありました。市民の視点(意見)の多くが、無投票だから定員を少なくするになっているが、そうではなくて、もっと多様な意見を議会に反映させるために、子育て中の女性や学生も参画できる環境づくりが必要との意見です。
無投票→定員削減、
無投票→定員削減
では、人材が減るばかり、地方議会は、高齢化が進んでいて、議会の改革、活性化にはつながらない。むしろハードルを低くして、これまでに参加してない多様な方が加わることで、地方議会が活性化する。


この意見を聞いた後のシンポジウムに登壇したのは、

富山県議会議員(女性、自民党)
・成り手不足対策の取り組み
岩手県議会議員(女性、無所属)
・妊娠、出産、子育ての議会内の取り組み
登別市議会議長(男性、移住者)
・多様な人材の活用活躍
四日市市議会議員(男性、サラリーマン)
・会社員をしながら議員活動
三重県議会議長(男性、NPO活動家)
・開かれ議会を目指し公聴会、高校出前講座
地方議会に、いま求められるている課題は、人口減少していく地域社会に居る人から、きらりと光る人材が出て来れる(出やすい)仕組みづくりが必要なのか、と学んだ気がします。



全国自治体議会改革推進シンポジウムには、全国30県から250人を超える議員が参加していました。帰りの新幹線で、水俣市議会議長ともお会いしました。どこも、模索をし始めていると思います。来年のシンポジウムにも、ぜひ参加したいと考えています。
ちなみに、シンポジウムは、参加無料なので、経済界、一般市民も多く参加されていました。さすが三重県議会です。