2025年も様々な展示会が開催される。絵画やアートの世界に没入できる「イマーシブ系」展示会や、リニューアルオープンする美術館などが注目を集めそうだ。
3D(3次元)CGアニメーションやプロジェクションマッピングなどを活用してデジタルアートの世界に没入できる展示会が人気だ。
こうした「イマーシブ(=没入感のある)系」の展示会が盛り上がるきっかけとなったのが、角川武蔵野ミュージアム(埼玉県所沢市)が2022年6月に開催した「ファン・ゴッホ─僕には世界がこう見える─」や、電通が日本橋三井ホール(東京・中央)で22年7月に開催した「Immersive Museum(イマ―シブミュージアム)」だろう。
どちらも会場の壁面と床面360度に絵画の映像を投映し、「絵の中を自由に歩き回るような体験ができる」と話題になった。前者は期間中に約24万人(22年6月~23年1月)、後者は約20万人(22年7~9月)を動員し、大成功を収めた。
北斎が感じた江戸を「体験」する
25年、そんなイマーシブ体験の先端を味わえる展示会の1つが、2月1日から東急プラザ(東京・渋谷)で開催する「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO(ホクサイ:アナザーストーリーイントーキョー)」だ。
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