落語家の立川志らくが20日、自身のスレッズを更新。M-1の審査員について持論を展開した。

 松本人志や山田邦子、サンドウィッチマンの富澤たけしが抜けた審査員席に、今年は新たに笑い飯の哲夫やNON STYLEの石田明、オードリーの若林正恭、アンタッチャブルの柴田英嗣、かまいたちの山内健司らが加わることが明らかになった。審査員の平均年齢は約5歳も若返ったという。

 大会で審査経験のある志らく。自身の「M1の審査員は他ジャンルから選べ」という意見について「今回の審査員は芸人として文句ない人達ばかり」としつつも「例えばプロ野球、MVPは誰が選ぶ? 選手でも監督でもない。OBでもない。スポーツ記者が選ぶ。アカデミー賞は? 役者や監督が選ぶ? いやアカデミーの会員が選ぶ。アカデミー会員は映画に精通している他ジャンルの人。つまり同業者が選ぶとそこに当然気兼ね気遣いが発生するし更に同業者にしか分からないテクニック的な物がかなり重要視される。それは悪いことではないが芸を俯瞰で見づらくなってしまう」と例を紹介しながらデメリットを挙げた。

 その一方で「他ジャンルの人が選ぶ場合、全くその分野に無知な人が入るとそれは危険」とも指摘。

 これらを踏まえて「今回のM1の審査員が若く見えるのは例えばアカデミー賞で吉永小百合に選ばれるならいいが、北川景子と長澤まさみに選ばれる今田美桜みたいな印象があるんじゃないの? ならば歌手の石川さゆりが審査員でもって話です」と私見を示した。