ドジャースのワールドシリーズ制覇に大きく貢献したテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の去就が決まらない。

 1年契約で加入した今季は33本塁打、99打点の活躍で大谷翔平投手(30)らとともに打線をけん引。FAとなっている本人は再契約を熱望しているが、ドジャースが獲得に乗り出したソトのメッツ移籍が確定した後も進展は見られない。米メディアからは契約面での隔たりが指摘され、ソト争奪戦に敗れたヤンキースやレッドソックス、フィリーズ、ブルージェイズの4球団がT・ヘルナンデスの獲得を目指している。

 さらに、13日(日本時間14日)には米スポーツサイト「ブリチャー・リポート」のケリー・ミラー記者が「3年6600万ドル(約101億6400万円)」で新たにレッズが浮上していると伝えた。その理由に挙げているのはドジャースがマイケル・コンフォート外野手と契約したことで「テオスカー・ヘルナンデスとは再契約しないかもしれない」とみている。

 米メディア「ヤードバンカー」は「32歳のヘルナンデスはレッズの外野にピッタリだろう」と報じ「モーターサイクルスポーツ」は「レッズが争奪戦に加わりそうもない候補として浮上した。ヘルナンデスを追い求めることはナショナル・リーグの景色を一変させかねない大胆な戦略」と驚きをもって伝えている。

 交渉が長期化する中でも、T・ヘルナンデスはドジャースとの再契約を最優先に考えていると報じられているが――。