【ボートレース 女神にキュン】石丸小槙 「私には伸びシロしかない」ママさんレーサー奮闘中

[ 2025年1月9日 04:30 ]

愛息のためにも元気いっぱいに頑張る石丸小槙
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 香川支部には夫妻レーサーが多い。石丸小槙(24=香川)も122期の新鋭・田頭虎親と結婚して男児を出産。昨年8月のまるがめで産休から復帰して半年が経過した。

 持ち前のスタート力を発揮して、随所に見せ場をつくっているが「1周1マークで置いていかれる。ホントは捲り屋になりたいけど、スタートを行っても私は差しばっかりですからね」と納得のいくレースができていないのはもどかしい。

 「他の先輩を見ていると、復帰してからメッチャ強くなってるじゃないですか。私もそれを期待したけど、全然ダメ。でも今が底辺なので、伸びシロしかないと思って頑張るだけですね」と前を向く。

 レース参戦中は母親と姉に子供の面倒を見てもらっているという。「2人とも仕事をしている中で、休んで預かってもらっているので、その分、稼がなくちゃいけないですよ。取りあえず半期で5点を取りたい」と目標を設定している。

 「最近は散歩で公園に行くのが楽しいんです」と1歳になった愛息を思う姿は優しきママの顔だ。「これからも無理はするけど、無茶はしないで頑張ります」。理想の捲り屋になるのはいつの日か。いつも元気で笑みを絶やさないママさんレーサーの奮闘が楽しみだ。

 ◇石丸 小槙(いしまる・こまき)2000年(平12)2月18日生まれ、愛媛県出身の24歳。実兄は石丸海渡、夫は田頭虎親。香川支部の129期生として21年11月、まるがめでデビュー。22年9月のとこなめで初勝利。通算6勝。1メートル51、50キロ。血液型A。

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