プロ野球は誰のもの? 渡辺恒雄氏の舌禍、球史の潮目に
プロ野球は誰のもの? 渡辺恒雄氏の舌禍、球史の潮目に
19日に死去した読売新聞グループ本社主筆の渡辺恒雄氏には「プロ野球界の盟主」と呼び習わされた巨人軍のオーナーとしての顔もある。
2004年の球界再編時の発言は特に忘れがたい。1リーグ化に反対し、オーナー連に面会を求めた選手会について「分をわきまえなきゃいかんよ。たかが選手が」と記者団に語ったことで、すっかりヒール(悪役)として定着した。ファンという〝民意〟からも遠ざかるようだった再編の意思決定過…
共同