京都仏教会(理事長・有馬頼底臨済宗相国寺派管長)が19日、北陸新幹線延伸ルート案の再考を求めて、京都府の西脇隆俊知事に提出した申し入れ書の全文は以下の通り。
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京都府知事
西脇 隆俊殿
申入書
現在問題になっております北陸新幹線延伸事業の「小浜・京都ルート」は、丹波山地を貫く長大な山岳トンネルと京都市内および新大阪までのやはり長大な大深度地下トンネルで構成される予定であり、北山・東山ならびに西山では水枯れが、市内では地下水位低下や地下水脈の途絶、地盤沈下・陥没が予想されます。また、膨大なトンネル残土にはヒ素が含まれている可能性があり、地下水汚染も大いに危惧されることと存じます。
全体の80%がトンネルとなる小浜・京都ルート(敦賀一小浜一京都一京田辺一新大阪)は、豊かな水の恵みによって成り立っている京都が京都でなくなる計画であります。トンネルの耐用年数はたかだか
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