群馬県民の魂を震わす「ソウルフード」と言えば何でしょう?ソースカツ丼、おっきりこみ、太田焼きそば、登利平弁当…おいしい食べ物は数あれど、忘れてはならないのが焼きまんじゅうですね。香ばしく焼き上げられた甘いみそだれの匂いとふわふわの食感がたまりません。
そんな群馬が誇る魅惑の味を、直径55センチ、なんと1個で100人分にもなるという巨大サイズで奉納する行事が1月11日午後2時から、伊勢崎市本町の伊勢崎神社(斎藤道彦宮司)で開催されます。
新春行事「上州焼き饅祭(まんさい)」です。
まずは社殿で「福まん神事」が行われます(一般非公開)。斎藤宮司が特大のまんじゅう4個に無病息災の願いを込め、祝詞(のりと)を奏上します。
2025年の干支である巳年の年男年女4人がそれぞれ1文字ずつ食紅で筆入れします。何と書くかは当日のお楽しみ。
その後、市観光特使「ひまわり」のメンバーが務める巫女(みこ)が、ほうきのような特大の刷毛でみそだれを塗るパフォーマンスを披露し、まんじゅうは炭火でこんがりと焼き上げられます。
出来たての焼きまんじゅうは切り分けられ、参詣者に「福分け」として無料でお裾分け。当日は計500人前ほどを用意するそうです。
斎藤宮司(66)は「2024年は大きな地震や災害があり、大変な年だった。希望や夢がふくらむよう、願いを込めてまんじゅうを焼く」と話しています。
いせさき焼きまんじゅう愛好会(井上泰一会長)主催。同日のいせさき初市に合わせて毎年開かれています。
なお当日は土曜日で、多くの人出が予想されます。時間に余裕を持ってお出かけを。駐車は市指定の場所を利用してください。
ぜひ伊勢崎神社を訪れ、おいしい「福」を味わってくださいね。
過去の上州焼き饅祭の様子の動画はこちらからどうぞ▼