報道発表資料
2024年12月26日
- 保健対策
令和6年度スギ雄花花芽調査の結果等について
1.今般、本年度のスギ雄花(おばな)の花芽(はなめ)調査の結果を取りまとめましたので、お知らせします。
2.本年度のスギ雄花の着花量(ちゃっかりょう)については、地域によりばらつきはありますが、過去10年平均値と比べると、全国的な傾向としては、やや多くなっており、近畿地方では特に多く、中国地方ではやや多く、一方で東北地方では少なくなっています。
3.環境省では、民間事業者等による花粉飛散予測の精度向上を支援するため、観測地点についての詳細情報を提供いたします。以下のホームページをご参照ください(1月提供予定)。
環境省花粉情報サイト
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
【調査概要】
調査方法:目視観測
調査時期:令和6年11月~12月
調査地域:46都道府県(沖縄県を除く)
※沖縄県はスギが少ないため、調査を実施しておりません。
2.本年度のスギ雄花の着花量(ちゃっかりょう)については、地域によりばらつきはありますが、過去10年平均値と比べると、全国的な傾向としては、やや多くなっており、近畿地方では特に多く、中国地方ではやや多く、一方で東北地方では少なくなっています。
3.環境省では、民間事業者等による花粉飛散予測の精度向上を支援するため、観測地点についての詳細情報を提供いたします。以下のホームページをご参照ください(1月提供予定)。
環境省花粉情報サイト
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
【調査概要】
調査方法:目視観測
調査時期:令和6年11月~12月
調査地域:46都道府県(沖縄県を除く)
※沖縄県はスギが少ないため、調査を実施しておりません。
1.令和6年度スギ雄花花芽調査の結果
(1)スギ雄花花芽調査について
春に飛散するスギ花粉は、前年秋のスギ雄花の着花量(花粉生産量)を確認することで予測することができます。このため、環境省では、平成16年度から毎年スギ雄花花芽調査を行い、その結果を林野庁の調査結果と合わせて公表しています。
(2)スギ雄花花芽調査の概要
観測に適した40個体以上のスギを含む、林齢25~60年程度のスギ林をあらかじめ選定の上、その中から40個体のスギを無作為に選び、雄花の花芽の状況について、双眼鏡を用いて観察します。
観察外のスギ林の状況によっては、各地方の観測結果が異なる可能性があります。
本年度の観測は、令和6年11月から12月にかけて、46都道府県※1(沖縄県を除く)で実施しました。
※1 観測地一覧
北海道:北海道
東北地方:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東地方:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
中部地方:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
近畿地方:三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国地方:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国地方:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州地方:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
観察外のスギ林の状況によっては、各地方の観測結果が異なる可能性があります。
本年度の観測は、令和6年11月から12月にかけて、46都道府県※1(沖縄県を除く)で実施しました。
※1 観測地一覧
北海道:北海道
東北地方:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東地方:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
中部地方:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
近畿地方:三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国地方:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国地方:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州地方:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
(3)本年度のスギ雄花花芽調査の結果
本年11月から12月にかけて、スギ雄花花芽調査を実施した結果、本年度のスギ雄花の着花量は、資料1のとおりでした。
過去10年平均値と比較すると、近畿地方が特に多く※2、中国地方がやや多くなっています※3。一方で、東北地方では少なくなっています※4。
(100%で過去10年平均値と同じという意味です)
※2:近畿地方 京都府564%、大阪府492%、奈良県430%、兵庫県103%
※3:中国地方 鳥取県151%、島根県145%、岡山県113%、広島県103%、山口県103%
※4:東北地方 山形県25%、青森県26%、岩手県26%、宮城県49%、秋田県63%、福島県92%
また、本年度の着花量が過去10年平均値と比べて200%以上となったのは、京都府、大阪府、奈良県、徳島県、静岡県、福岡県の6府県でした。
過去10年平均値と比較すると、近畿地方が特に多く※2、中国地方がやや多くなっています※3。一方で、東北地方では少なくなっています※4。
(100%で過去10年平均値と同じという意味です)
※2:近畿地方 京都府564%、大阪府492%、奈良県430%、兵庫県103%
※3:中国地方 鳥取県151%、島根県145%、岡山県113%、広島県103%、山口県103%
※4:東北地方 山形県25%、青森県26%、岩手県26%、宮城県49%、秋田県63%、福島県92%
また、本年度の着花量が過去10年平均値と比べて200%以上となったのは、京都府、大阪府、奈良県、徳島県、静岡県、福岡県の6府県でした。
2.花粉症対策について
花粉症の症状を軽減するためには、花粉へのばく露を避けることが重要です。このための基本的な対策には、以下のものが挙げられます。
(1)花粉を避ける
・顔にフィットするマスクやメガネを装着する。
・花粉飛散の多い時間帯(昼前後と夕方)の外出を避ける。
・外出を避けるため、テレワークの活用を検討する。
・花粉飛散の多い時間帯(昼前後と夕方)の外出を避ける。
・外出を避けるため、テレワークの活用を検討する。
(2)花粉を室内に持ち込まない
・花粉が付きにくく露出の少ない服装を心がける。
・手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とす。
・換気方法を工夫する。
・洗濯物や布団の外干しを控える。
・手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とす。
・換気方法を工夫する。
・洗濯物や布団の外干しを控える。
3.その他
環境省では、花粉に関する情報を「環境省花粉情報サイト」で公開しています。このウェブページでは、花粉症に関する最新の知見を紹介する「花粉症環境保健マニュアル」やリーフレット等を掲載しています。
また、環境省では、「花粉症対策の全体像」(令和5年5月30日 花粉症に関する関係閣僚会議決定)に基づき、民間事業者等による花粉飛散予測の精度向上を支援するため、観測地点についての詳細情報を提供いたします。提供時期は令和7年1月を予定しています。
※環境省花粉情報サイト
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
※花粉症対策の全体像(内閣官房 花粉症に関する関係閣僚会議ホームページ内)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/pdf/230530_gaiyou.pdf
また、環境省では、「花粉症対策の全体像」(令和5年5月30日 花粉症に関する関係閣僚会議決定)に基づき、民間事業者等による花粉飛散予測の精度向上を支援するため、観測地点についての詳細情報を提供いたします。提供時期は令和7年1月を予定しています。
※環境省花粉情報サイト
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
※花粉症対策の全体像(内閣官房 花粉症に関する関係閣僚会議ホームページ内)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/pdf/230530_gaiyou.pdf
添付資料
連絡先
環境省大臣官房環境保健部企画課熱中症対策室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-6206-1732
- 室長
- 永田 翔
- 室長補佐
- 継松 方良
- 担当
- 草間 遼大