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　長野市のJR長野駅前で男女3人が襲われて死傷した事件で、無職矢口雄資容疑者（46）=長野市西尾張部=が26日、殺人未遂容疑で逮捕された。県警によると、黙秘しているという。逮捕には、立てこもりなどに対応する捜査1課の専門の捜査班「NSIT」も関わった。早朝の身柄確保はどのようにして行われたのか。

　事件現場となったJR長野駅から東に約3キロのマンションの一室。矢口容疑者はこの部屋に1人で暮らしていたと県警はみている。

　捜査関係者によると、26日早朝、捜査員が訪ねて、玄関の外から声をかけるなどしたが、応答はなかった。

　玄関と反対側の窓にはベランダがない。容疑者が逃走したり、転落したりした時にケガをしないよう地上部分にはマットが用意され、設置されていた。

　捜査員は刃物を持った相手にも対応できる複数の装備を身につけ、光と音を発する閃光（せんこう）弾を使って大音響とともに室内に突入。午前7時13分に逮捕した。

　近くの複数の住民は、爆発音…