上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0ストーリーの出来にバラツキがある
2019年4月16日に日本でレビュー済み
嘘をテーマにしたオムニバス作品がいくつか紹介されますが、まず、高校生の宇宙人ものと、大学生の二人のゲイもの、あと霊能力者の老婆ものの三つは意味不明で問題外で、これらの作品が全体の評価を大きく下げています。
あと、里見浩太郎と冨司純子の老夫婦ものはもう別格で、ラストの冨司の「私は幸せでした」という言葉にジーンときました。
松坂桃李と戸田恵梨香の拳銃乱射事件はそこそこ良かったけれど、何と言っても寺島進の誘拐ものが一番の出来でした。寺島の演技は笑いとペーソスに溢れていたし、誘拐された少女役をまだ幼さの残るふっくらとした浜辺美波が演じていて、とてもかわいかった。
ストーリーの出来にバラツキがあって、不安定さが感じられ、その数をもっと絞り込んだほうが深みのある作品になったのではないか。