カスタマーレビュー

2021年10月9日に日本でレビュー済み
おそらく制作者の自己評価と私の評価との間に相当の差があると思う。制作者は「どや、おもしろいだろう!」とか「どや、感動しただろう!」と言いたいのだろうが、私にはこの映画の「おもしろさ」も「感動的な場面」も心に響かない。

理由は明快である。あまりに多数のエピソードを強引につなぎ合わせようとしたから「言いたいこと」が霞んでいる。例えば、ゲイの話とかUFOの話とかは他の話と直接関係ないから省くべきだ。怪しげな占い師の話も必要とは思わない。絶対にいるのは老夫婦とハイヤー運転手とやくざの誘拐と結婚詐欺師とその被害者のエピソードだろう。むろん自称CAのキャパクラ嬢も外せない。もっとエピソードを取捨選択して丁寧に描くべきだ。

この映画を星☆1つにしなかったのは理由がある。たくさんの俳優が熱演しているから。おそらく監督をはじめとする映画の制作者は「人徳」があったのだろう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート 常設リンク