カスタマーレビュー

2024年7月26日に日本でレビュー済み
カメラワークが凝ってて、銭湯のセットがいろんな角度から眺められ、レトロな雰囲気を存分に感じられる。映画のために作られたセットだけど、実際に銭湯で使い込まれた内装や道具を使っているわけだし、このセットを丸ごと博物館の資料として残してほしいと思うくらい趣がある。

「湯道」を指南するという設定は滑稽なものの、湯に浸かることへの並々ならぬ日本人の愛着をファンタジックに表現したものであろうし、名だたる役者さんの迫真の演技で説得力を持たせていると思う。

銭湯が身近なインフラとして機能していた時代のノスタルジーにあふれるストーリーで、銭湯に馴染みがある人とあまり行ったことがない人とで、受ける印象はだいぶ変わってくるだろう。自分は前者なので(色々な人の人生が交差する憩いの場であることや、経営が厳しい現実も併せて)とても感情移入できた。
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