カスタマーレビュー

2024年6月23日に日本でレビュー済み
観終わったあとに心の奥底がほんのり温かくなるような、静かな感動を得ることができる人間ドラマ。

15年前に家を出た父が亡くなったと報せを受け、父が住んでいた山形県の葬儀へと向かう香田家の三姉妹。
彼女たちは山形に自分たちの腹違いの妹すず(広瀬すず)がいることを知り、長女である幸(綾瀬はるか)は、義理の家族と暮らさなければならなくなった不憫な異母妹を、自分たちの暮らす神奈川県鎌倉市の家に受け入れる決心をする。

他の方のレビューの通り、この映画には起承転結というものがあまりなく、本当に淡々と四姉妹の日常を描いている、という感じです。
自分たちを捨てて出ていった父の死をきっかけに、古い家に住み続けていた三姉妹に家族が増え、最初はよそよそしかった異母妹すずが、次第に本当の家族になっていく。

三姉妹が四姉妹になっていく過程を、日本の美しい季節の移り変わりとともに描いているのが本当に素晴らしく、家族愛を描いた人間ドラマに感動するとともに、「いや~日本って本当に美しくていい国だな」とも思わせてくれます。

坂口健太郎、鈴木亮平、堤真一といった、他の映画なら主役として起用されるような豪華キャストを脇役、端役として起用していることにも驚かされる傑作人間ドラマです。
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5つ星のうち4.4
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