カスタマーレビュー

  • 2020年11月22日に日本でレビュー済み
    ※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

    キャラ寄りで会話が中心の構成に加え,序盤から中盤,終盤と話の流れがスマートで,
    ○○水やパワーなど,巷でよく見聞きする題材が取り上げられているのもわかりやすく,
    いささか物々しくも映るサブタイトルですが,躓くことなく中へと入っていける印象です.

    また,それらをニセ,疑似科学とし,相手取る主人公らは『正義の味方』のはずも,
    詐欺師たるところなのか,『悪役』が語る人間の本質や行動原理には納得をさせられ,
    一方で,飾ることなく科学の真実を語る,自称謙遜的な科学の徒の不遜な主人公の姿は,
    幸せはなくても探求を続ける,その世界に身を置く者としての自信と矜持を見るかのよう.

    そして,嘘や偽物に縋るしかなかった人たちを思うと,自分が同じ立場になったとき,
    果たしてそれを全て否定することができるのか,その答えについて考えてしまいました.

    なお,決め台詞のようにも使われたタイトルは,ちょっと無理矢理に感じられました.
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5つ星のうち4.1
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