登録日：2012/03/23(金) 15:58:41
更新日：2023/11/20 Mon 10:56:15NEW!
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遊魚静(ゆなしずか)

1968年2月2日に生まれの女性声優・女優・ナレーター・結婚式司会業者。
東京都杉並区出身で、本名は鈴池静(すずいけしずか)。
「遊魚たいむ」という語り部劇団を主宰しており、主に結婚式の司会業の出入り業者としてや、テレビ番組やCMのナレーションを主にこなしていた。

広告代理店や大手企業からは知る人ぞ知る、という人物。
ただしアニメやゲームには合わせて四本しかアフレコに参加しておらず、声優業界では「誰それ？」というくらいの扱いだった。

実はこの人、2011年8月に警視庁捜査一課によって逮捕され、2011年9月には東京地検から起訴されている。
容疑は傷害致死と児童虐待防止法違反である。
調べによると前年の8月、彼女の自宅にて里子の女の子をカッとなって突き飛ばし、頭の怪我で死亡させたのだとか。

彼女は裁判員裁判にかけられることになったが、本人が精神的に不安定な状態であるため、鑑定留置の措置がとられていた。
2012年6月より初公判が行われ、翌7月に懲役9年の実刑判決が下された。高裁に控訴、最高裁に上告したが判決は変わらず、2014年2月に刑が確定。

彼女は早稲田大学大学院修了後、旧財閥系の銀行に就職した。しかし精神病(統合失調症)を発症して退職、ナレーターの道を志した……というのが関係者の談である。
1999年頃から項目冒頭で紹介したような活動を本格的に始めていたらしく、この頃からナレーター業や結婚式場の出入りの司会者として活動していた。
ただし声優の事務所に在籍しながらも、他の声優さんたちとは一切合切交流がなかったという。
夫とはまだ売れていない時期に結婚し、二人の子供を出産していた。

2004年には杉並区に里親制度の登録を行い、先述した、翌年に今回被害に逢ったとされる女の子を引き取った。
近所の人の話によると、気軽にあいさつができ、ごく普通の家庭にしか見えなかったという。
ただ、遊魚の表情が時折沈んだ表情になるということは近所でも評判になっていたという。

警視庁の捜査では、女の子は一階の階段の上から母親に突き飛ばされ、頭を強く打って亡くなった見られている。
遊魚は一貫して容疑を否認しているが、女の子の体には普通にはかからないような力が加わっているため、事故としては不自然。このことから事件性を疑われているのだ。
なお、東京地検では統合失調症の症状が再発して事件を引き起こした可能性もあるとして、精神鑑定を行っている。

この件以降、彼女の夫と実子の二人は、事件の舞台となった杉並区の自宅から離れている。その家は現在、無人状態だという。

ちなみに、彼女の公式プロフィールには「タカラトミーのリカちゃん人形の電話の声をあてた」との掲載がある。
……が、タカラトミーによるとそのような事実はないらしく、遊魚側に対する損害賠償の訴訟も予定されているとか。
(ただし、事件を受けて黒歴史にした可能性もないでもない)

彼女の唯一の代表作である「ターンAガンダム」は、名前のない女性という役柄だった。
起訴後には別の声優があてなおしたため、現在再放送されているものや発売中のDVDからは彼女の声は消えている。
また、彼女が声をあてたエロゲーは廃盤に追い込まれ、この方面からも近く賠償請求の訴訟が起こされるという。

■出演した作品｡

槙原愛(とらいあんぐるハート２ さざなみ女子寮)
モブの女性(∀ガンダム)

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