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異質の四季報「春号」で有望銘柄を見つけるコツ 元編集長の山本隆行が注目ポイントを徹底解説

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毛色の異なる春号。注目ポイントさえわかれば有望銘柄の宝庫だ。

スーツ姿の男性がルーペで株価チャートを見る様子
(写真:Sorapop / PIXTA)

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トランプ2.0、金利上昇、インフレ──。日本株を取り巻く環境は大きく変わり始めている。株式投資にとって変化はチャンス。本特集の四季報先取り情報を活用して、新たな時代に輝く有望銘柄を探し出そう。

年4回発行の『会社四季報』はそれぞれ特徴があるが、春号はほかの3号とは決定的に違う異質な号だ。春号が発売される3月中旬は、上場企業の6割超を占める3月期決算企業にとって今期業績の着地点がほぼ見えており、四季報予想は来期に力点が移る。そのため、業績記事は半分以上が来期見通しに割かれている。

業績欄の見出しに注意

そこで注意しなければならないのは記事の見出しだ。前号の新春号は今期予想についてだったが、春号では来期に切り替わる。例えば、昨年春号に掲載された旭ダイヤモンド工業は、2024年3月期が大幅減益予想にもかかわらず、来期予想を反映して見出しは「急回復」だった。

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